1月 長野

 2010年を勝手に、自己満足的に振り返っちゃおうっと。  ずっと国内を放置していたので、いまごろになって方々を廻る。  1月は長野から。  印象に残っているのは、「奈良井宿」  それにしても、寒かったな。  あれに、比べればいまの東京なんて南国のようなものです。  まだ、コートも着ていない。  江戸時代の宿場町が繁栄していたということも、なんとなくだが理解できるようになった。  こういうところを泊まり歩いて、広重とか北斎さん(生誕250年とか言ってたっけ?)が絵を描くのでしょう。  で、そういう繁栄しているのが前提なのに、誰もいないのに怪訝を感じるのが、三船敏郎さん演じるのが「用心棒」なのでしょう。  どこに行っても、嫌いな場所なんてないもんだよな、と、旅行楽観論の持ち主ですが(飯がまずいとか・風呂の温度設定があまいとかいうひとってうんざりする)この長野も当然のように良かった。  松本城は美しいし、酒もそこそこおいしいし、ね。  来年も1、2、3と、いきなり連休続きなんだな。  びっくりだぜ!

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海野宿

 上田から2駅乗り、大屋という駅へ。  ここにも昔の宿場町の痕跡が・・・  20分ぐらい歩きました。  1駅の区間の間に、昔の宿場町が保存されているようです。  その期待を頼りに歩いたのですが、歩行距離として、なかなかしんどいです。  やっと、到着しました。  車が猛スピードで走る中を、カメラ片手に撮ります。  なんで、そんなに急ぐのだろう。  絵になる町なんですけど、自分のカメラ能力を疑いますね。  なんか、もっともっと、撮る人が撮れば、きれいな町並みなんですけどね。  昔は、加賀藩だかの一行が通り、けっこう賑わっていたようです。  「飯盛女」というものがいて、夜ご飯を給仕をしながら、時間が過ぎれば夜はフッカーになったりします。  そういう日本のあいまいな文化というものを100年後の自分は不思議なことに思います。  だからといって、日本人の「ドンファン」やら「カサノヴァ」が生まれないのも、また日本人の良いところかもしれません。  ま、体格の問題かもしれません。  西洋人は、どうにか宗教の枠組みで抑える必要があるほどの体力があったのかもしれません。  そんなこんなを考えながら、ひたすら歩きました。  およそ、一駅区間、1時間弱ぐらい歩いたのではないでしょうか?  こんだけ一日歩き、次の田中という駅前に日帰り温泉があることを知り、疲れを取るために、あと余…

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上田城(周辺)

 駅前で昼ごはんを食べ、城に向かって歩きます。  しかし、本体はなく、中は城址公園となっています。  廃藩置県後、城も民間に払い下げられ、ひとりの男性がここを市民の集う公園にしよう! と活躍した解説文が書かれていました。  廃藩置県という簡単な4文字ですが、大きな革命だったのでしょう。  全員、県知事の首をとっかえてしまえ、と言えば今でも大騒動になると思うけど、もっと大きなことが簡単に成し遂げられてしまったようです。  それで、一市民に過ぎない自分も城の中に入れるのです。  限りない空と、それに伴ない限りない寒さでした。  中を一周すると、丁度良い運動になるのかウォーキングをしたりしている人もいます。  日本の歴史が大幅に欠落していて、真田さんと言われてもどこかピンときません。  彼を奉った神社があります。  それに無心に目をつぶって祈っている若い男女がいました。一体、何を願っているのだろう?  もっと、暖かかったら、ここでのんびりするのも楽しいでしょう。しかし、いささか寒いのです。  遠回りして、駅のほうに向かいます。  海野という町名では、こういう路地もありました。こういうのを見ると、こころ和む自分がいます。こういう町で成長することも人生として良いだろうな、と考えます。    さらに奥へ。  「犬神家の一族」という映画のロケ地に上田が使われたということらしいが(もっと遠い温泉…

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善光寺

 「親に連れられ浅草寺」な子供時代。  育ての父と母によく連れて行ってもらいました。  ま、浅草寺と一緒じゃん、という変わりばえしない意見。  それでも、朝の風景はさわやかな気持ちにさせます。  8:30ぐらいにホテルを出て、ゆっくりと歩いて多分、9時ぐらいでしょう。  神が確かにいて、しかし、自分の人生に関与させたくない、という現在の認識。  「お年玉もいらない代わりに、ぼくの受験勉強の邪魔だけはしないでくれよな!」  という、正月に里帰りした恩着せがましい親戚のおじさんのようなスタンスに置かざるをえない。  ま、いずれ変わることもあるかもしれません。  いつも、ゆがんでいる自分の性格が手に負えなくなったりします。  それで、風景の一部として写真を撮るのみです。  となりには、公園と美術館があります。  そちらの方に、本当の意味での信仰を持っていたりします。  東山  魁夷画伯の美術館と、企画展などをする2つの美術館が隣接されています。  下総中山あたりにも寺とセットであるので、なんかイメージが似ています。  この画伯の淡い色彩が、ちょっと理解不能だったのですが、今回の長野で幻想的な雪景色を見て(感動して写真がない)、それとここの所蔵されている絵で、やっと握手ができたような錯覚があります。  北欧と日本を行き来し、それでも自分のワールドがあります。  川端康成が「…

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旧開智学校ほか

 松本を散策している。  洋館がたまらなく好きです。  松本城のうらの方に昔の学校が建っている。  その横にある宣教師館。  こういう建物がたまらなく好物なんだな。  橋を渡り、メインの通りに戻ると、松本市の美術館へ。  次回の展覧会がネットで見ると、世界のバラの絵画らしく、タイミングの問題をいつも、いつも考えます。  さらに行くと、あがたの森というところに行き着きます。  図書館を兼ねているのか、5時ごろには閉館ということで、犬を散歩させている人が多い、奥の公園まで歩いています。  それで、5時半過ぎにエビス片手に電車に乗り、長野まで行きます。  到着は19時ちょっと前です。  チェックインしたいと手続きをしようと思うが、どうも、同じチェーンのホテルが両出口にあり別のホテルに行ってしまい、「予約していないんじゃないですか?」と冷たく言われるも、もう一つのホテルに問い合わせて頂いて、予約がきちんと成立してあったあまり繁華していない方に宿を見つけます。  同じ名前のホテルが2つもあると思わないじゃんか?  シャワーを浴び、また夜の居酒屋へ。  「あん肝」を恵方巻きのように食べるという夢が叶いました。  太巻き3切れぐらいの厚さです。  この日は、成人式だったのか、居酒屋の入り口で大騒ぎしている若者が数十人いて、店を選ぶのを失敗したかな? と考えているも、ぼく…

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松本城

 一時間ぐらい電車に乗り、2時半ぐらいに松本に着いています。  大都会であることは、駅に降りた頃から理解できました。  ここでは、3時間ぐらい時間をとってあります。  寒くて、ニット帽を引っ張り出します。  なんか、イベントがこの日にはあったらしく、大勢の人がいて、屋台などもたくさんありました。  10分もあるかないうちに、松本城へ到着です。  城なんか、基本興味もありませんが、ここは見れば見るほど男前です。  写真を撮って絵になる実像です。  一周歩いて、他にも見所がたくさんありました。  美術館にも行き、奥の公園まで歩きました。  それは、また次回に。

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奈良井宿

 8時過ぎの電車に乗り、乗り換え乗り換えして、11:20分ぐらいに奈良井駅へ。  無人駅の意味が分からん?  人がいないならスイカぐらい使いたいんだけど・・・  だが、この町並みを、どうしても、見たかったのだ。  京都から江戸に行く途中に通ったということだが、いまの観点からすれば、もっと近道があるような気も。  「木曽街道」とも呼ぶようですし、中仙道でもあるような。  この辺が雑になります。  旧中山道を、1日中、山道と言ったひとがいるとかいないとか。  個人的には「吉田松陰」を尊敬しており、彼もここをもしかしたら通ったかという憧憬があります。  彼がいるから、幕末の歴史に興味を持ち始めました。  渓斎英泉がいるから浮世絵が好きになったのと同じ話です。  革命家の常として、途中で死んで、独身で子孫を残しません。  イメージのチェ・ゲバラより全然クールだと思うけど、まさか吉田松陰がプリントされているTシャツを着る訳にもいかないしね。   2時間ぐらい散策して(午後は晴れ始めた。天気を恐れる心配のないこの性格と運)  次は、また午後の松本まで電車に乗ります。  なんか暖かい車内にいると、睡魔が訪れます。

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小諸

 12時ちょっと過ぎに着き、ざっと駅前の地図を確認し、これからの行動を思案する。  地図さえつかめば、こっちのものです。  その前に飯でも食いますか。  駅前の店で定食とビールとお酒を一合ぐらい。  身体もすこし暖まり、では、歩き出します。  駅の裏にある「懐古園」へ。  数百円払い入場です。  どうも、どこも花咲く春が稼ぐメインのようで、商売っ気もまったくなしですね。  ここは、島崎藤村のゆかりの地のようです。  「夜明け前」ですかね。  あまり読んだこともありませんが、この雰囲気なら思索もがんばれるでしょうね。  なぜか、奥には動物園も。  さむくて動物もサービス精神がまったく働かないようです。  でも、剥製の動物がたくさんいて、ちょいグロイです。  ホルマリンに浸けられた蛙なんかもいて、なんだよなという感じをいだきます。  それで、ざっと一周して外に出ます。  さらに駅正面の方に戻り、まちなかを散策します。  今回は、古い町並みが残っていれば、みて回りたいという気持ちだったので、足を棒にして歩き回ります。  しかし、小さい街なら2時間、すこし大きめで3時間ぐらいで歩き回れることを今回知りました。  手持ち無沙汰になったので、軽井沢方面の電車に乗り、山を見ようと思ったが、ポイントを見つけにくく、落胆です。  この旅行で二つ撮れない(撮らない)写…

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長野コロコロ(目次)

 地球に悪がある限り、いやいや三連休がある限り、お財布にちょっとの余裕がある限り、旅しようと決めたのだ。  リュックを背負っての安旅行など、成人の倍の年齢にもなってすることでもないが、その年代は世界のあらゆる本を読もうと必死だったので、ままならず。  エルメスのバック片手に優雅に旅行する身分にもなりたいけど、それはそれ。  プランとして。  高速バスで往復・小諸までが6,000円弱。  ならばと、安いホテルを見つけ、小諸で一泊、長野で一泊。  一日目は、小諸。  二日目は、奈良井宿→松本→夜の長野。  三日目は、あなたに誘われ善光寺(演歌です)、もしくは犬に追われて善光寺。  どうでもいいや。  その後、上田、海野宿という地味なパターン。  コルトレーンがサックス・ソロを止めるタイミングが分からないとマイルス先輩に相談してたけど、「口離せばいいじゃん」との素っ気無い回答。  ま、ぼくも歩くことを途中で止められなくなるのだ・・・  で、土曜の8:10分のバスに乗ってから、今日の21:10分ぐらいに池袋に着きました。  ぼくの中学の怖かった先生は、「家に着くまで遠足」と言っていたけど、大人になれば、家に帰って洗濯機のスイッチを入れるまでが遠足なのでした。  写真は、一日目の信濃追分という無人駅で降り、夕暮れの浅間山。  なんか写真の能力がないな、という旅でしたけど、これなんかはよい感じにあざといです…

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