4月なると、おいらは・・・
桜の心配ばかりしている。
席が固定されていない職場でとなりに座ったおじさんに、
「お家、どこですか?」
「目黒」
「じゃあ、目黒川、さくら綺麗そうですね?」
しかし、通勤ルートにないらしく、話は素通り。それでも、いいんだ。
九州に帰省するひとにも、「もう桜、満開ですかね?」
で、過去の佐世保にいる。
基地。
北朝鮮から守ってよ。
守ってあげたい。
商店街があり、海があり、その間の公園。
彫刻も好きなんだよな。
彫刻のある広場という概念があるヨーロッパの都市が好き。
おじさん、可愛い子ちゃんの写真を撮っている。
このチームの中で、残るのは、指原という女の子だけのような気がする。
しかし、残るという前提の基準なんか必要なく、一時的に爆発的に売れ、集金成功みたいな考えもあれば、それは、話はまた別。
で、2次元の存在にずっと気を惹かれつづけた自分は、けっこう、こちらのほうが良かったり。
こんなの飾るきれいなお部屋に住みたいな。
多分、ガサツであることに耐えられないのでしょう。
生身のものは。
それよりもだ。
遠くへ、行きたい。
指輪を捨て、家族を置いて、と、彼は言った。
そんなもの、おらんけどね。