負け惜しみ

 トップ・ガンの監督が自殺。  トニー・スコット監督。  True Romanceは名作です。  兄弟は、リドリー・スコット。  才能あふれるふたり。  わたくし、トム・クルーズに負けていない部分があった。  ただ、離婚していないだけ。結婚していないから。  まあ、もてないからね、彼ほど。  にがっ。  その何人かの妻のひとりだったひとの映画。  「マーゴット・ウェディング」  MARGOT AT THE WEDDING  この At the こそが意味があって、邦題から抜いちゃいけないと思うけど。  辛らつな映画。  そのなかで、しみじみと歌われた曲があった。  アメリカの映画って、こうして、あまりにも大メジャーの曲をつかわずに、普通に自然に入り込ませて成功させる。  日本の曲で、こういう中間ぐらいの曲って、どういう感じなんだろう?  大ヒットではないけど、なんとなく口ずさめる。  「いとしのエリー」でもなく、「上を向いて歩こう」でも、ない。  すると、みちのくひとり旅。  襟裳岬。  襟裳の春は~♪  映画の最後のロール部分を見るか否か。  音楽が好きな自分は、最後に使われた曲を確認するため、最後まで見なければならない。  え、あのひとの作曲か?  そういう発見も。  クリント・イーストウッドの「ピアノ・ブルース」というブ…

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無謀な好奇心

 ヘルプという黒人のメイドを主人公にした映画を見て、それにしてもあの意地悪い女、なんなんだよ! と簡単に感情移入しながら、でも、きれいだな。  ののしられたいのかも?  でも、どっかでみたことある。  マット・ディモンの映画で自分の過去をのぞかれた料理教室で出会う女性じゃないか。  ロン・ハワードという映画監督の娘らしい。  それにしても、途中で流れたボブ・ディランのDon't think twice it's all right の素朴な美しさ。  おじさんの涙腺、完全に崩壊。そして、雪崩れ。  で、旅に行く余裕もない自分は、東京内で旅気分。  いい旅夢気分。  はじめて世田谷線に乗り、ちっぽけなおもちゃみたいな車内で揺られます。  全区間140円。  安すぎる。  路面電車のあるところに文化と都会性があるのだという信奉者。  最近、何かで読んだが、浅草内のある一郭には信号がないと書かれ、あ、そういえば、そうだな、と今更ながら納得。  車なんてね。  松陰神社前へ。  先生なんて呼ぶ気もしない。  そういう敬い方は間違っているとも、勝手に思っている。  でも、理想のひとり。  理由1  好奇心の分量が違う。  伊豆かなんかの沖合いに停泊している船に乗って、外国いって、そこで行われていること、見ちゃおうぜ! という勢い。  密航しちゃう、オレ、ワイルド…

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人間という管

 人間も管でできている集合体に過ぎないのだと知った一日。  大手町と竹橋の間にあるようなホールで、アキコ・グレースさんのコンサートを聴く予定。  財布には、チケットもあり。  それは、夕方からなのであり、その前に映画でも見ておくか?  さて、何にしよう。  ペドロ・アルモドバルの映画が15時からある。  じゃあ、それで。  前に、フランスとドイツの国境を越える早い電車のなかで、同じツアーの卒業旅行の女性と話す。  「卒論って、なに書いたの?」  なけなしの頭をつかって、文字を書くという作業をするひとに捉われている。  「ペドロ・アルモドバルの色の使い方について」  「誰、それ?」  「映画監督の」  「ああ、オール・アバウト・マイ・マザーのひとだ」  納得したが、そんなものを書いてもいい時代に衝撃を受けた。  だが、このひともマエストロ。  だが、この選択がひびくことになる。  凄すぎた。  みな、見てのお楽しみだが、2012年で映画という表現の底まで費やされ尽くしたと思っていたら、まだまだですね。  我が、43年で、もっともインパクトを受けたような気も。  衝撃が消えず、日比谷公園へ。  「でも、凄くない!」と、誰かに話しかけたい。  あの凄さを共有したい。  で、小腹が減り、パンを食べ、ジャスミンというお茶を飲む。  そ…

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裏メンコ

 自分の好奇心の幅がもう少しだけ狭く、薄かったら、もっと気楽だったのにな! という感想。  電車の背もたれ側に身体を向け、靴を脱ぎ、無心に外を眺める子ども。  言葉もいらない。  多分、ずっと、あれ。ぼくの姿。  むかし、「カーズ」という映画の試写会が当たり、それを見に来ていた子どもが、非常灯の緑の人影を見て、  「パパ、あのひと急いでどこ行くの?」と、訊いていた。  それが好奇心というものだろう。  音楽には、リズムがあって、メロディーがあって、ハーモニーやコーラスがある。  ぼくは、ずっとリズム重視。  しかし、じゃあ、キース・ジャレット(綺麗すぎるメロディーを作る)と、チック・コリア(野蛮なリズムがときおりある)のどっちを取るかといわれれば、それは、キース・ジャレット。  嗜好なんてものは、むずかしいものです。  家で動画で予告編を見ていたら、どうしても見たくなり、下高井戸まで。  多分、初?  映画の日とかで、安くなっていた「フラメンコ・フラメンコ」  基本、一曲を踊ったり、歌ったり、ギターを弾いたりで、4分もあれば、次の曲へと移行。  飽きません。  手法は、「演歌の花道」といっしょです。  声もみな、きれいなとも呼べないが、ぐっと来る。く~る~。  誰かに似ているな、と思っていたら、八代亜紀さんね。  じゃあ、彼女はフラメンコ歌手なのか?  そう言われると、入…

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東銀座で映画

 このひとの仕事ぶりがいちばん好き。  1年に1本の映画を作り、それを続けている。  どれも、それでクオリティが高い。  ずっと、NYを舞台にしていたが、ここ最近はヨーロッパに設定を変更。  ロンドンがあり、バルセロナがあり、今度はパリ。  宇宙でもっとも素晴らしいところが、パリだとも。  多分、そうかも。  で、夜のパリで時空の狭間にさまよう主人公。  基本的に、このひとの映画の設定は似ている。  饒舌な弱さをもった主人公がいて、ザ・アメリカ人という自分中心の妻がいて、似非インテリが登場し、妻は彼を尊敬し(今回もソルボーンで講義をする教授)、周辺は主人公を認めない人々。(今回は妻の両親)  ハリウッドで映画の脚本を書いているが二束三文てきにお金にはなるが、満足していない仕事。  それで、小説を書く。  その日は、ワインの試飲などをして、少し酔い過ぎ、妻は教授と踊りにいくけど、気の乗らない主人公はホテルまで歩いて帰る。  どこを、どう間違ったのだか、過去に行く。  そこには、コール・ポーターがいて、フィッツジェラルドがいて、ヘミングウェイがいる。このひと男くさい。  ダリがいて、ピカソが登場し、もっと前の時代までさかのぼり、ロートレックまで出てくる。  このひと、本物そっくり。  昔、赤い風車というとてつもない古い映画があった。  ロートレックを題材にした映画。素晴らしかった。 …

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お手軽散歩

 6月の休日。  地元の公園へ。  放射能がたまっていると、ニュースで流れていた。  前の職場の上役は、「放射能を少し浴びると、賢くなる」という理論の信奉者。  愛する部下が、その対処の講習に参加したときに、「賢くなるって、正しいか、訊いたか?」  と、しつこく質問。  そんな雰囲気じゃないのよ、ね。  賢くなったかは、よう、分からん。  最近は、仕事で疲れ、テレビのスピードに脳も気持ちも追い付かない。  老けましたな。  ザキヤマさんも最高に面白いと思うけど、やはり、スピードがね。  で、最近はネットレンタルした映画を見ている。  そこで、楽しかったいくつかの記録。  「トスカーナの贋作」  映画というものが、俳優がなにかの役柄になりきり、(ドキュメンタリーや音楽映画は違う。それゆえに、ロバート・デ・ニーロは凄く、松田優作さんの俳優としての価値がぼくには分からない。多分、今後も)それを楽しむものだと思っていた。  例:カーク・ダグラスはあるときは、ゴッホになり、またスパルタカスにもなる。  しかし、この映画、徐々にその設定を変えていく。  最初は、「贋作」を主題にした評論家らしきひとが自作の本の講演にでかけている。  ファンらしき女性(けっこう、年を重ねましたねフランスの女優さん。ポン・ヌフのひと。それが魅力であったり)の子どもは途中でむくれ、そこから退散。  で、そ…

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連日の

 「例えば、テストの勉強の予習をして、やまが外れたときの淋しさって、知ってる?」と、居酒屋の妖精が訊く。  「もちろんね。生きていれば、それは何度か。また、なんで?」  「内幸町というところで映画を見て、ちょっと歩けば新橋もあるし、日比谷の大きな公園では、みんなが騒いでビールを飲んでいるのに、素通りした」  「ああ、あのとき」  「あれ、わたしの予習は?」  「映画の余韻に浸りたかった・・・」  「飲みながらでも、できる。ただ、あなたは、ここを通るたびにひとりの女性を思い出している」  「そうだね」  「目黒に住んでいたという女性。バレンタインのときに不在でチョコを貰い損ねた。完全なる失恋。標本にしたいぐらいの。ホルマリン漬けしたいぐらいの」  「生きていれば、それは、何度か」  「ベスト・テンに入れてる女性」  「それは、入るよ」  「あとは? 知ってるけど・・・」  「ほんと?」  「あなたがお酒を飲む前の母乳時代から知っている。リサーチ済み」  「飲んでないよ。継子だし」  というやり取りがありながら、忙しくかつ単調な日々で、イベントごとが分からない。  チャンピオンズ・リーグの決勝と、日食と、甘食と、スカイツリーやらで、日々は過ぎていく。  ごっちゃになった脳。  職場にて、「サッカー見ました?」  「あれ、きょうの夜明けじゃないの?」  で、ドログ…

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長い歴史 短いヒストリー

 世の中には、面白い映画があるそうだ。  いまでも、レアなジャズや映画が好き。  まだ、実家にいる頃。  それで、まだ、25歳。  「テキサスの5人の仲間」という映画が面白いということを情報として知る。  原題は、「レディーが持ってる完全なるポーカーの切り札」的な感じ。  主演は、ヘンリー・フォンダ。  「バーバレラ」というめっちゃエロイ女性になったジェーン・フォンダのお父さん。  ある日、それがBSという電波に乗って放映されるそうである。  それしか見るという方法が限られていた世の中。  ビデオもない。古びたフィルムを担当する映画館でも上映しない。  待ちにまって、仕事も終え、ビデオもセットし、すべて完了と思っている一日、阪神大震災でその映画はキャンセル。  災害の映像をぼくらは見る。  夕方から夜になり、まだ、どこかで火種が待ち構えている。  あの日、あの年。  地下鉄ではサリンも撒かれる。あの年。  「温泉みたいやね」と、ニュース・キャスターが神戸の町を評して言い、顰蹙。彼も、もう居ない。  ぼくも、映画が見たいとしか思っていない。  それで、結果はこう。  ストップ・ザ・ムービー。  「まじで?」と、思うぼくチン。期待は裏切られるためにあるのか?  その災害の大きさを全く知らない浅はかさ。  時は経ち、どこかでそれを見た。しかし、ぼくはあの日に見るべきだったの…

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ある日

 北千住で小難しい「アレキサンダー大王」という長い映画を見て、若いときに見た印象と当然のことながら違っているのを実感し、それでも、みなが連休の合間に仕事をしているときに、こういう無駄とも思える時間をもてた幸福を喜ばしく思い、雨の降る外へ。  千住大橋まで歩き、待ち合わせの立石に行くため、京成線の中へ。  「多分、お肉ないよ! 行っても」という居酒屋の妖精のささやきが聞こえる。  奥の方に座らせていただき、ガツとレバと煮込みしかないということだが、頼む前に煮込みも消えた。  最後は、むかしの稲尾の連投並みに、レバ1本槍り。  次の店でもレバ刺し食べた。  すすめられるまま日本酒を飲み、2駅トリップし高砂にあるバーへ。  あまり楽しそうな顔も見せない連れ。  店内にはストーンズの音楽が・・・  「えっ? ブラッド・メルドー来るの?」  ネットではそのひとの新たなアルバムが出ていることを知り、購入。  時間もなく、封も開けていない。あとで、じっくり聴き込みましょう。  そんなこんなのある日の昼下がりと夜更け。  痩せたウエストに愛着を持ち始めた日々も多量の飲酒で戻ってしまう恐れも。  43になるにしては、まあまあになった身体だけど。

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愛と哀しみの鹿島屋

 鎌倉の帰り。  「準備と逆算と衝動」という3つの性格で成り立っている自分。  今朝、気付いた。    その3番目の酒への衝動。  待ち合わせに、友は若干、おくれてきます。  なんだか、研修があるのだとか。そういう予定から忘却した自分。  で、三田で待ち合わせ。CDなんかを見ていれば自然と時間が過ぎる。  知らない素晴らしい音楽がまだあることが悔しい。  なに? 一大飲み屋街もあるではないか?  そこで、電話。  何軒か行きたい所があるのだとか。  従順な犬のようにあとを追います。今日の餌はなにかしら?  1軒目は、酒屋の角打ち。  鴨の肉なんかが安く提供され、普通につまみです。  酒、2杯。  ネットで確認すると、コンビーフを缶からあけ、さらに切り、そしてマヨネーズ落下、までしてくれるのだとか。  いいね。  中を見回す。  みな、スーツにネクタイ。ほぼ。  なぜ、家で飲まないのかしら?  と、南極大陸的に半永久独身男性は、素朴な実感が。  妻は、にこやかに給仕をしてくれないのかしら?  2軒目。  ここが、鹿島屋。  かなり入るのに勇気がいるたたずまい。  ガラッ。(非文学的)  常連さんふたりがテレビを見て、飲酒。  なぜ、家でテレビを見ないのかしら?  2台のノート・パソコンをネット用とテレビ・DVD視聴用(デ…

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本物の力

 差別を覚悟で、「女の腐った」ような我が体質と内面を持ち、「ハピネス」をレンタルして、泣こうという魂胆にはまり、きっちりと今日、泣いています。  可愛そうですね。主人公の女性。  「手紙」という映画でも100%泣きます。  翌日、まぶたを腫らした顔を心配するほどです。  で、音楽。  2代目女王。  じゃあ、誰が初代だ?  CMで驚く。  透明感という、手垢のついた非透明の表現を使いたくなります。  この歌、こんなに良かったのか・・・

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薄利多情

 昨日は、映画。  「ファイター」というボクシング映画と。  「ブルー・バレンタイン」という結婚の破綻にいたる過程の映画。  「ファイター」は、そんじょそこらのボクシング映画ではなく、あるひとりの人間を家族全員で食い物にして、おれらその利益で生活しちゃうもんね、という映画。  しかし、そこから這い上がるチャンピオンの話。  兄と母が、もう、「これ、演技?」というぐらい凄い。  兄役のジャンキーぶりが素晴らしい。  しかし、そこから直る過程と弟との確執が崩れるところも見所でした。  誰かの回復、「もう一度頑張っか」ということが基本的に好きなので感涙でした。  涙の沸点が23℃くらいらしく、子どもが健気にサッカーをしているのを見ても泣きます。  蛇口が壊れてるんでしょうね。  「ブルー・バレンタイン」は期待もしていなかった。  どんな映画かもしらない。ただ、映像がきれいそうなので見た。  だが、あの初々しい恋のはじまり。  それに引き換え現在の状況。  自分になついている娘との別れ。  あの女の子の演技も素晴らしい。  子役は子役の立場におくアメリカの映画はまっとうであるのだ。  そんなに早く稼がせちゃいけない。  それは、ゴルフの男の子にも通じる。いや、通じた。過去形。  で、ついでに飲み屋に寄っとくか。  しかし、いない。  ここ3回行って、い…

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ショーン・ペンのしわ

 映画トゥリー・オブ・ライフはヨブ記から始まり、人類の祖まで遡るようなCGが途中にある。  恐竜の小さいものが気色悪い。 「私である落合とバースが三冠王を取ったとき、日本ハムの中田翔、お前はどこにいたのだ!」  というのがヨブ記。  うそ。  だが、ヨブ記のストーリー展開は見事である。    ショーン・ペンは大人になり悩んでいる。その幼い時を演じた少年に感情移入しやすい。  これは、ぼくの物語でもあるのだ。  神を求め、それに疎んじられ(それゆえに敢えて悪い行いで低評価されるように)認められないことをする。(例えば、人妻とのデート? 隣人の妻を欲してはならない)で、純朴な青年も真っ当な道を見失う。  映画では女性の下着を崇拝する。見事なシーン。  ローリング・ストーン。  冠を受けないこと。ゴールラインを渡り切らないこと。  形而上と形而下の戦い。  金を求めてなにが悪い。神を求めてなにが悪い。  しつけに厳格な父がいて(公共の場で騒ぐことをいちばん嫌った)、愛情を出し惜しみしない母(映画の女優さんのような外見ではもちろんない)がいて、男の子3人で育つ。  これ、ある日のオレやん。  素晴らしい映画だった。ハリウッド的では、まったくない。  ブラッド・ピットの夢に破れかけるお父さんの演技も見事です。  映画が終わり、着信履歴があった前の職場のひとに電話を掛け話していると、目の前を歩くそ…

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勝手にしやがれ よしやがれ

高田馬場の名画座で夏の日差しを避け、空調の行き届いた館内でゴダールの映画。 悪くないお盆の一日。 はじめて見てから20年以上も経っていると思うが、それでも、歴史に取り残されないみずみずしさ。 どんな魔法がこの映画に入っているのだろう。エッセンスが含まれているのだろう。 フェリーニのへんてこさゆえの新鮮さとはまた違う。 しかし、監督の女性観なのか、この時代の女性観なのか、けっこう歪んでいることを知ったこの日。 ま、貞操を信じられない両者。いましかないのだという振る舞い。 フェリーニの女性観より歪んでないけど。 それで背中を撃たれて道路へ。 この町を歩いた経験と、言葉が通じない孤独を思い出しました。 オレは、グラスワインもコーヒーも飲めないのか。ビールは飲めたけど。 いまは、この言葉のリズムに馴れようとするも、それは、20年前に決意するべきだったのだ。 ラディション・シルブプレ。お前との人生もラディションだ! ゴダールの視線を勝ち得て、坂道。  階段を降りる。  夏は夜。  限定のビール。    夏は、ビール。  清少納言。  神田川を通り、うちへ。  2011年の夏。

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シネマ

 台風が夏の空気を持っていってしまった。  こうなると、名残惜しい。  7月18日は、映画を観た。  ひさびさに、2本立て。  「シリアスマン」と「トゥルー・グリット」  コーエン兄弟の映画。  だが、昔のバーバーとか、ビッグ・リボウスキとかの映画のころの、あの脱落感、脱力感のほうがなつかしい。  なんだか、力が入り過ぎの少女と、ふざけきらない教師の魅力が、どうにも分からない。  どうも、砂埃の映画が好きではないことを知る。  早く、さっぱりしてビールでも飲みたいという気分になる。  映画のなかで、ジミヘンとジェファーソン・エアプレインの曲がかかりひさびさに聴くと良いものである。  帰りに、ホレス・シルヴァーの東京ブルースが750円で売っていたので、それでよしとする。  で、今頃更新なのは休みの証拠。  いいね、朝寝坊。  昨夜の酒が抜け切っていないけど・・・ Tokyo Blues: Rudy Van Gelder Edition/RemasteredBlue Note 2009-02-04 Horace Silver Amazonアソシエイト by

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水曜日のエミリア

 原題:Love and Other Impossible Pursuits  愛と不可能な追求?  7月11日(月)  有給。  着実な有給消化。  で、有楽町で映画。  主演は、ナタリー・ポートマン。  ブラック・スワンの後遺症。  それにしても、良い女優さんになったもんだ。  このひとの顔が大画面にうつると、それで映画。  ロバート・デ・ニーロやカーク・ダグラスを観る時と同じ心境。  不倫して、その後、結婚して、赤ちゃんが生まれ、つれ子がつれなくて・・・・  でも、さまざまな障害から復活。  「そんな映画見たいの?」  と、我が上司から言われ、「挫折から立ち上がるひとびとが好きなもんで・・・」  言い訳みたいなことを吐き、でも、見たいんですね。  その後、日比谷公園を散策。  もう、限りなく夏。  カメラを片手にうろちょろ。  なんでも、そつなくこなすが、出来栄えは65点ぐらいで、100点を取れないひとと自己評価。  一芸に秀でない。  それで、良し。  薔薇も咲いていた。  帝国ホテルとみずほ本店の間ぐらいのビル。  放射線状のひかり。  また、地下鉄に乗り、綾瀬というところで飲酒。  5時ぐらいから飲み、6時前に出るが、それでもまだ昼間のような光線。  しか…

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エリックを探して

 ケン・ローチの映画を見る楽しみ。  いつも負け戦に挑む人々が主人公。  えっ、そっから立ち直る?    という方程式。  今回は、元マンUのエリック・カントナが物語りの導き手として出る。  wikiると、とにかく破天荒な人物。  1)当時のフランス代表監督のエメ・ジャケは、カントナに代表落選を告げる時のことを「死ぬほど怖かった」と語っている。  2)ファーガソン監督(赤い悪魔の紅ら顔)はカントナについて「確かにカントナには数えきれない程の欠点がある。彼は人の指図を受けない人間だ。しかし、彼が我がクラブにもたらした最大の功績は、完璧を目指すならトレーニングを疎かにするなということを思い出させてくれたことだ」と語っている。  3)フットボールで最も重要なのは、集団として何をするかだ。個人として注目を浴びたいなら、私はテニスをやる。あるいは素敵な女性をパートナーにして混合ダブルスをやる。  その通り。  4)チームなんてどうでもいい、俺が目立てばいいんだ!  あれっ。  前言撤回。  サッカー選手の嫁(彼女)をググると。  酒場飲酒大河。  (シュバインシュタイガーの彼女)  なんでしょう。この理想の体型。  フランスのマケレレの元嫁。  理想的な顔ですね。  いまから、サッカーでも練習するか。  不純な動機。  プリミティブってどんな意味だっけ?…

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デスティーノ

 2011年6月23日。  この日は、帰ってこない。  また、有給。  電車内で以前の知り合いになる。  映画を観る。  イタリアに行きたい気持ちを勝手に盛り上げる。  シエナの広場の美しいこと。  運命。  そうでもない、ただの偶然。  ヒロインが好みではないが、段々と応援し、それゆえに愛らしく見えてくる。  終わって、西日が強くなる午後。  そうだ、カメラを出さなきゃ。  2冊の本の収穫。  「峠」という本の中で、福沢諭吉さんが、つまりはアメリカは「自由と権利」だと発見する。  リバティとライト。  で、いずれ侍を頂点にした階級社会は消えると。  「長州が江戸に攻めてきたら、どうします? 福沢さん」  「教えてくれよ、逃げ出すから」  「だって、あなただってお給金を貰っているんでしょう!」  「ただじゃないぜ、才能と交換に貰ってるんだよ」  黒人のテニス選手(アッシュ)が南アを歩いている。10代前半の男の子が一日中、後ろを追っかけている。  「どうかした?」  「あなたのように自由に振舞う黒人を見たことがなかったもので」  まだ、マンデラさんが囲いのなかにいるころです。  そのマンデラさんは、外に出てもなんのうらみもつらみも持っていないようだった、とのこと。  なんか、いらいらして「あいつ、ほんとの…

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ブラック・スワン

 ひさびさに映画を見に行く。  若い頃の150分の1ぐらいしか見ていない。  1800円を払い、座席へ。  いや、これが素晴らしかった。  こんなに楽しい映画、久し振りだぜ。  姪っ子というのが、バレエを習っていて、一度だけ、本物を見たことがある。  ショッピング・センターに相撲の琴欧州がやってきて、我が母と義理の娘には見向きもしないのに、この孫にだけ色目を使った、と我が母から何度も聞かされた。  基本、なんでも音楽が好きなので、この本編でも華麗な音楽と映像に魅せられる。  ほんと、凄いね。  42年間の通算でも上位の方です。  で、高揚した気持ちで鼻歌なんぞを唄い、それを静めるために近場の居酒屋へ。  安心します。  貝さえあれば、それで満足。  ショーケースの焼き鳥(焼く前)が旨そうだったので、3本。  じゃあ、さっぱりと白身を。  いままで、地デジ付きノート・パソコンでテレビを見てたけど、飽き足らず、23のモニターを1万4000円ぐらいで買った。  これをつなげて、いくらか大きな画面にするか。  この設定がなんとも面倒くさく、モニターを認識しなかったり(テレビの場合)、ケーブルを買ったり、音が出なかったりで、やっと今日、完成。  そうなると、そんなもん必要だったの?   という、いささかな後悔も。  今日は、この気持ち。

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2月20日(日)

 なんの計画もなく、映画を見ようと思っている。  場所は、松戸。  その前に梅の名所へ。  なんか、天気にずっと左右され続け、ここでも、気持ちが乗り出したら雨。  すごすごと退散。  クリント・イーストウッドの映画を観ることを、ここ、最近の楽しみにしている。  新作がある。  ラグビー南アフリカ代表の次の作品。  ミスティック・リバー以降の作品は、すべて美しい。  なかでも、筆頭は、「グラン・トリノ」でしょう。  女性ボクサーの物語も秀逸だったなぁ。  20年も前にC・パーカーのクソみたいな伝記映画を作ったひとと同一人物とは思えない。  自分の気持ちが変わったのか、ただ、感性がおじさん臭くなっただけなのか?  あれ、このフランス語を話す女優さん、一度、見たな?  と、頭を悩ますと、「ドミニク」という尼さんシンガーを演じた女性だったことを思い出す。  生きる、自己表現という目標を果たすことが、結局はすべて不幸というゴールにたどり着くような話です。  気が強そうで、逆に、もろい、あの姿を思い出していました。  しかし、女性の顔に執着心のある自分は、マット・ディモン演じる主人公といっしょに、イタリア料理を教室で習う女優さんに目が向く。  この人も、ぼくの理想的な顔立ちをもっている。  ネット検索をすると、ロン・ハワードという映画監督の娘であることを知る。 …

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コレクター

 ひさびさに歯医者(いつも敗者に)行き、痛みはないが、その前に麻酔を打たれ、それが痛かった。  自分のズボンを、こらえきれず握ってしまった。  乙女か。    で、いろいろと忘れたく、甘いものを探す。  男にとって、それも中年の男にとって、甘いものは、もうケーキではないのか。    日本に生まれた運命なんかをなげきます。  こんな美人の母も、もう50歳とか。  それは、もう自分も年取るわけだ。  その娘。  マジで?  と、最初に知ったときに、驚いた。  なんか、この下品すれすれの音楽が好きで、たまに聴きたくなる。  シングルのレコードをその際に、かけていたのだが、いまは便利(コンビニエント)な世の中。  年末の「笑ってはいけないスパイ」  個人的ベスト3  1)塚地武雅演じるお姉さんストリッパー  「こうすりゃ、ええんやろ」というリズムが頭に、こびりついている。  2)中川家弟の韓国語によるマイク・パフォーマンス  なぜ、こんなにも他人の特徴をつかまえることが出来るのだろう。  3)上島さんやケンコバ率いるスパイの精鋭  これは、もうチャップリンしか果たせなかった笑いの国境を越えたのではないだろうか。  世界で、このシーンを見て、笑わない人々がいることなど考えられない。  美女と笑いで、虫歯を撃退です。

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銀座

 銀座不要論の持ち主。  新橋と築地に半分ずつあげてしまえば、丸く収まると考えている。  食と、サラリーマン愛か。  でも、着飾って、どこかに行きたい女性の気持ちもあることだし。  旅行で疲れ切る予定だったし、残り一日の有給も無駄にしたくないしとのことで、お休み。  でも、一応は起きて、資源ごみをだし、また、布団に潜り込むも、おじさんは、もう眠りなど要求していない。  夜は、月9なんかにはまり、あの高校生役の影のある女の子、もうやばいぐらいに可愛いっすね。  しかしだよ、朝起きて、知らない子がとなりに寝ていて、それが我が教え子で、お調子者の大阪弁の男子生徒がいて、という使い古した設定を持ち込む勇気に脱帽します。  でも、それでも、見てるんだけどね。  昼間は、有楽町で降り、銀座まで歩きます。  なんか、凄い久しぶり。  看板なんかも美しい。  政治家になって、法案がつくれるなら、ノーメークの女性を現行犯逮捕できる法律や条例をつくってほしい。  自分は、無精ひげを生やしているのを抜きにして・・・  映画を見ます。  これって、映画?  というぐらいに短いエピソードの積み重ねのような物語。  だが、最終的には、なんかジーンとしています。  イタリアに32、34、37と行って、このペースを守りたかったんだけど、パリなんかに浮気したため、もう4年ぐらい間隔が空いてしまっていま…

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映画やら恵比寿やら

 今年、最後の映画はウディ・アレンになりそうです。  29日、仕事を終え、恵比寿まで日比谷線に乗り、軽くひっかけ(となりでは休日モードの女性が店員においしいラーメン店をききながら飲んでいる情景)いねむりを恐れながらも、時間前にチケットを購入。  この街、年末になると、来ている気がする。  前回は、まだ暑いときにビールを飲んだ記憶がある。  なんかの写真展に来たのだろうか?  動く歩道を使わないで、となりの坂道をゆっくり歩くのが大好き。  ひともまばらで、採算がとれるのか分からない店を横目に、ただ歩きます。  スティングの曲なんか口ずさむのが年代です。  人間なんて、シルエットに過ぎないのだ。  ワットエバー・ワークス。  やっぱり、女優さんって凄いな。(沢尻エリカを糾弾するな)  南部の田舎くさい女性の役で登場し、だんだんと洗練され、垢抜けていくのをヒロインは見事に演じきっています。  夜の船を背景に新恋人の俳優さん役(もの凄い渋い声)と抱き合うシーンの美しさを、なにに例えたらいいだろう。  一年に一作と、きちんと作り続ける能力に感嘆します。  また、来年もと思うが、この映画館自体がなくなるようで、ウディ・アレンの映画はどこで観られるのだろう?  住み慣れた小汚い街に戻ることにします。  その前に見たもの。  若かったあの少女が、こんなに素晴らしい女優さんに…

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5人から8人ぐらいの侍

 題名っていうのは、とても大事だなと思う。  昨日、ひさびさに(20年ぶりぐらい)七人の侍を見て、いたく感動したのだ。  あの時は、勉強的(芸術上の負けず嫌い)要素が強かったが、いまはただ単純に楽しみます。  「ハピネス」という映画の中のセリフ。多分・・・  天才は、努力家に勝てないし、努力家は楽しむひとに勝てない。  まあ、そうですね。  しかしだが・・・  もしかして、世界史上でも最高の映画って、これなのかも。  3時間半という長丁場を忘れます。  三船さんのコメディー的要素も素晴らしいし、志村喬さんの「叡智」のような指導力も泣かせます。    ずっと回顧をしている映画スペースだが、歴史を振り返ると1910年に黒澤明は生まれて、同級生に、ジャンゴ・ラインハルトとマザー・テレサがいる。  ちなみに、この年に亡くなるのは、マーク・トウェインやオー・ヘンリーやトルストイや小説家以外では細菌学のコッホさん。  なんか、年号というのは、それだけで何かを象徴するようですね。  北千住にあるNTTのレンガのビル。  もっとアングルとか、なんとかなりそうだけど。  ジャンゴ!

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上野公園一周

 用事を済ませ、電車内で本を読むのがなぜか一番集中できるので、バルザックをもって湯島まで。  サッポロのライオン・ビア・ホールの缶(限定版)みたいなものを購入し、公園へ。  秋は暮れ行くのであった。  運動不足解消のため、一周だけ歩きます。  暑くもなく、寒くもなく、こころと財布の寒さは忘れ、ただ無心に歩きます。  今夜は、日本シリーズ。  3冠王をなんども取った打者は、鉄壁の守りのチームを作る。  自分の打撃は、所詮、状況に左右されてしまうとでも思っているのだろうか?  それならば、確率の高い方へと。  自分の身の丈以上の幸福なんて考えていない自分は、なにを頼ることも出来ません。  だが、こうしている人々を見るのは、美しく感じます。  もし、あれがあったら、ああするのにな・・・  と、ぼんやりとした空想は楽しむけど。  ざっと一周して帰途に着きます。  電車は、なぜか遅れ気味です。  耳には、ホレス・シルヴァーの27枚目のアルバムがダウンロードしてあるので、その間だけは平気です。  夜は、韓国映画の「ハピネス」という映画を見た。  DVDの予告で見るも、近場のレンタル店にはなく、必死の捜索で、ネットを初利用してしまった。  ポストに返すのか? http://www.cinemart.co.jp/han-fes2008/a…

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足立区の薔薇

 薔薇の名所を増やそうと、ネット検索。  電車で2駅のところで、団地に囲まれた一郭にバラの公園があることを知り、ビール片手に歩く。  もう、「冬味」のビールになっており、半袖で歩く自分は、「どこが冬やねん!」  と、軽くののしり、それでも太陽のここちよさもまた感じている。  ちなみに「青和公園」というところらしい。  観光地でもなく、非整備てきに団地の一郭なので、散歩がてらに通り過ぎるようなひとがちらほらいるだけ。  ディジー・ガレスピーの記念碑。  まったくの嘘です。  ざっと、5、6分で周れるようなところを30分ぐらい熱心に写真を撮ります。  なんか、東京や近郊で行くとこなくなったじゃん! と、さびしい思いをしています。  来年の春は、どうしよう。  清純さと程遠い自分ですが、なぜか写ったものは清純です。  きれいな色ですね。  帰りも500缶を片手にまた駅まで戻ることにします。  途中、佐々木希さん似の子がアパートを探しているのを目にしました。  なんか、もうちょい洗練されたところに住めばいいのに・・・  「我輩は猫である」の中で、主人公の猫は、「神は人間の顔をまったく同じように作る意図があるが、(人形焼のように成型される型を使って)結局は同じものが作れない」というようなことを言っていたが、ずっと人間の顔に興味がある自分は、ひとの顔を…

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10月中旬の連休

 何日かつづく休みがあれば職場のひとは、「どっか行くの?」  と、質問する。  そう予算は余っているものでもなく、近くで文化的な3日間。  先ずは、上村松園。  こんなもの誰も見ないでガラガラなんだろうという目論見はまったくのはずれで、ゴーギャンなんかよりめちゃ混みです。  年齢を重ねるたびに、シンプルに精密になっていく。  このひとの良さは、アングルとカラー(色使い)とデッサン力だなと理解した。  省略できる部分はカットして、色はなによりも美しい青(ラピスラズリを使ったような)や、緑や、ピンクの華麗な色に度肝を抜かれました。  混んでいる中を何往復もして、きっちりと目に焼け付けました。  それにしても、能のお面を描いたデッサンの素晴らしさに、びっくりしました。  もう、ね。  凄いっす。  この後、北の丸公園を抜け、靖国神社をかすめ、神楽坂を登り、加賀屋(神楽坂に加賀屋? 正反対のような)という完璧なる散歩コースを見つけるも大雨で割愛。  また、いつか。    翌日は音楽を聴いた。  ザッツ管弦楽団というもので、  1)ハチャトゥリアンの仮面舞踏会  2)チャイコフスキーの1812  3)ベルリオーズの幻想交響曲  たまらなく素晴らしい演奏でした。これでクラシックの聞き納めでも良いかも、とせっかちに考えます。  アンコールではバーンスタインの曲も。  打楽…

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赤ひげ

 黒澤映画の特集があり、もう一度きちんと観たいと思っていた「赤ひげ」が上映されるため、北千住まで行きます。  意外と、文化的なんですね、足立区。  しかし、小津映画やら昔のものしか興味がなくなっているのかね。  以前、見たのはもう20年ぐらい前の20歳ぐらいかな。  VHSの2巻組みをレンタルしたような記憶も。  ソー・クラシックです。  あれから倍以上も生きているんですね。  当然のごとく、前半はかすかに覚えていたけど、後半は失念している。  それが、記憶というものの曖昧さの素晴らしいところですけど。  香川京子さんの見事なまでの迫力と、杉村春子さんの演技っぷりにいたく感動しました。  後半は、信頼を取り戻せるか、というものの物語のようで、ある少女の健気さに感涙です。  おじさんは、涙もろくなります。  で、記憶がもういかれて来ていて、AKB48の名前と顔を覚えるのは困難だが、おにゃんこクラブの数十人の名前ぐらいは、スラスラと言えたりします。  悲しいっす。  今日のこの記憶も書いておかないと忘れてしまうでしょう。  ロビーを撮った。  外には、サニー・ボーイ・ウイリアムソンみたいな人が寝ていました。  やはり、用賀とは違いますね。  その人。  ハーモニカの名手です。  ユーと&チューブで映像があります。  我が人生から3時間が切り取られ…

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教えてよ 君のいるとこ いないとこ

 渋谷の宮益坂辺りで「シルビア」というひとを探す映画を見る前に、ちょっと寄り道。  東武線で浅草へ。  途中のふもとで降りるひともいました。  もう観光名所なのでしょう。  で、銀座線のはしからはしへ。  途中で、乗ってくる人たちのタイプが違います。  銀座は銀座らしく、田原町は田原町らしく。  しかし、映画館の前には行列があり、「立ち見」と言われたので、次の回へ。  思いがけず、おざきさんの記念碑が。  ぼくの周りの野蛮な地域では、このひとの音楽を聴いているひとなんか、耳にしたことがありませんでした。  窓ガラスを割る歌を聴くぐらいなら、実際に学校に行って窓ガラスを割ります。  そういう腕っ節が幅を利かすところです。  最終的に、品川庄治の品川さんが歌うのを聴いて、彼の曲に惚れ込みます。  分からないものです。  渋谷に名店があるのを思い出し、時間つぶしをするために戻りますが、開店は5時からでしたので、ほかの店へ。  途中、初めてのデートらしきカップルが、中学2年生ぐらいでしょうかね「原宿どこですか?」  と、道を訊きます。  このために、自分は今日、渋谷を歩いている錯覚が・・・  丁寧に道を教え「この道、明治通りだから歩いて15分から20分ぐらいだよ。電車だと数駅だけど」と、高架の上を指差します。  しかし、彼らは歩くことに決めていたようです。 …

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マイレージ、マイライフ

 飛行機を乗るのが、無意味に好き。  あんなんで一気に落っこちたら、それは理由もいらず、無抵抗すぎる自分を受け入れる。  パスポートもできたし、それにしても受領するのに16,000円って、なんだろう?  で、こんな映画が名画座にかかっているので、観に行った。  どこか知らないところに行きたくなる。  その前に神楽坂の喫茶店で、ビールを2杯飲んだ。  今年の夏は、ほんと暑いよな。  で、映画。  原題は「Up in the air」とか見たいですね。  お客様、「缶(ジュース)・サー」とフライト・アテンダントさんがジョージ・クルーニー演じる主人公に言っていた。  「キャンサー」=「ガン」というところに言語の難しさを感じますね。  むかし見た「天使のくれた時間」とかいうのと印象が似ていました。   http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=93  経済的に裕福な孤独な男性より、家族に囲まれた生活のが魅力的だと宣言しているよう。  世界1周できるようなマイルがたまっていたとしてもです。  まあ、孫に囲まれて死にたかったな、とあるひとのささやかな願いもむなしく潰えたりします。  これは、ぼくの願いですけど・・・  また、寝苦しい夜かな。

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