February in ROMA(25)
こうして、正味2日半ぐらいのローマ滞在も、終わりに近づく。
たまに渋谷に行くような気取らない感覚で、ヨーロッパにも行けたらな、と思っている。
両替してきた約¥50,000(310ユーロ)の手持ちの金も底をつき、(それにしてもケチくさい。貯金をしなくて散財してきたつけが)あとは、また地下鉄のピラミデ駅で乗り換え、オスティアンセ駅から、空港前の駅まで5ユーロのチケットを買い、税関を抜け、ローマの旅は、およそ270枚の写真とともに終わるのであった。
1786年11月。ローマにいるゲーテの言葉。
「この地には全世界が結びついている。そしてわたしはローマに足を踏み入れた時から、第二の誕生が、真の再生がはじまるのだ」
さすが、文豪! という言葉でフィニッシュ。
と思ったが、さらに追記。出発が2月中旬で、世はチョコのアレの関係で、ぼくにも他部署の女性から(義理でもなんでも欲しかった。もう
)それを貰えるチャンスがあったのだが、
「ローマに行ってるよ!」
「じゃあ、あげなくてもいいですかね?」
との、やりとりがあったらしく、ぼくは幸運を失うのだ。まあ、何かが手に入れば、それ相応の犠牲も払わないとね、とおじさん臭いうんちくで幕切れ。
あまり記憶もよくない性質なので、出発前に小さなノートを買い、夜にメモを取ったりしました。その成果が出ただろうか? 旅行記でも出したいなとか思ったりする。目指せ! 兼高かおる。う~ん古い。
