できること
ハンマー投げの室伏さんは、段々と調子の良い日が減ってきていると言った。
あの完全な日々よ、さらば。
ますます、減る。
減る前にメダル。
元巨人の仁志さんは、若いころは思った以上のことができた。
いつしか、思っていることまでしかできなくなった。
さらに、思っていることすらできなくなった。
そういう経緯を小久保さんも経験したのだろう、と、昨日、言ってた。
それで、引退。
今日、体操の池谷さんが、あまりにも身体が軽くて調子いいな、というときに思わぬ怪我をしたりする、とも言っていた。
高校生の左腕を心配している。
まだ、16や17の高校生に、あの暑い甲子園で連投させちゃ、いけないよ。
こういうときは、アメリカ野球の腕なんか消耗品に過ぎないのだ、ということを思い出す。
長く使うには、適度な休養。
それ以前に、オーバー・ワーク絶対禁止。
負けないと休めない残酷さ。
でも、長期的な展望にたてば、どっちが幸福かなんかは分からない。
しかし、できないことも増えるのだ。