梅雨なのに枯葉

 ユーチューブで音楽を聴いている。  意外な人の映像が残っていて楽しい。  とりあえず、このベーシスト最高でした。  この人がエディさんとこのゴメスさん?  また、みっけよう。

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Beautiful love

Beautiful love  今日は、この気分。ビクター・ヤングという人の作曲。ビル・エバンスの耽溺なピアノの音に包まれてもいいかな、と考えながらも、意外なところに名盤か。  ジャッキー・マクリーンとケニー・ドーハムの「Matador」というアルバムにも入っていた。胸がしめつけられるようなジャッキー・マクリーンのアルト・サックス。ケニー・ドーハムの出番はなしです。  それにしても、ボビー・ティモンズのピアノのブルージーさ。渋すぎます。  去年の3/31にこの哀調のあるトーンを出すサックス奏者がいなくなり、はやくも一年がたとうとしている。早いもんだ。

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読者限定

 あるコンサートに行く。ピアノ・デュオという変わった編制。長年住んでいた東京のはずれで行われた。感動を胸に、帰って来る。基本はジャズだが、もっとも感動したのは意外にも、アンコールで演奏されたモーツァルト。そう、今年は彼の年。  で、ここですべて終わってしまったと思っていたが、昨日思いがけない話。  そこの数百人の中に、以前の職場の違う部署の女性がいたとのこと。ぼくの友人は、彼女に誘われたが蹴ったとのことでいかなかった。もし、一緒に駆けつけていたら、現場を取り押さえたかった、というちょっとやらしい気持ちが働いたり。  でも、ぼくは女性に誘われて、簡単に? 断らないけどね。  それにしても、その女性と「今日のあれ、良かったよね!」ぐらいは、偶然にも会って話してみたかったな、と後悔のリグレット。  今日の1曲。  Somebody Loves Me  誰かがわたしを愛しているかもしれないし  それが、見当がつかないかもしれないし  もしかしたら、それってあなたかもしれないし  ソニー・クラークのピアノで聴いている。ブルー・ノートというジャズの金字塔で、プロデューサーに愛された男性。でも、ハッピーとは、程遠い音色。そして、日本人にこんなに愛されていることも知らずに永眠中。  ガーシュインというこれまた優れた人の作品。

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時事ネタ

 右腕一本60億の人がいる。  家に、先月働いた分の明細が届くが、やはりかけ離れている。元アナウンサーの妻もいないし、まあ負け組み。  と、悲観的になってもはじまらないので、気楽に考えようと。でも、現在でも人生収支はプラスだよな。  今夜の1曲。  Don't Rain on My Parade  ソニー・クリスのからっとしたアルトサックスが大好物。ピアノはハンプトン・ホーズ。ドラムはシェリー・マン。ベースは悲しく割愛。    みんなドライブ感が満載です。リズムこそ命です。  ライナー・ローツを見ると、バーバラ・ストライザンドの「ファニー・ガール」で使われた曲だそう。’69年の録音。そろそろ、ジャズもかなりやばくなっている頃で、これも一歩間違えれば、品性がなくなりそうな演奏です。  歌詞は、よく知らないけど、パレードには雨は降ってほしくないよね。  でも、ピッチャー頑張ってほしいよね。あちらは「あだ名」をつけるのが上手いので、ぴったりくる命名をしてもらえるかな。いまだに「コリアン・エキスプレス」とか思い出したりする。 ジス・イズ・クリス!+1ジス・イズ・クリス!+1

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気だるい朝

When Your Lover Has Gone My Girl Has Gone  人間の考えることなんか、同じなのか?  前者は、「2トランペット」というプレステッジ特有のごちゃ混ぜブローイング・セッションに隠れた名バラード。歌詞を調べると、世の終わりのような中味。  あなたは、一人きり  あの月の光も消えてしまい  太陽があさ、顔を見せることもない  孤独な時間  夕方の日だけが伸び  しぼめる花のように命も意味をなさない    後者は、モータウンのスモーキー・ロビンソン&ミラクルズ。今年のデトロイトは野球も強かった。  あなたは誰かのもとに、去っちゃったし  ぼくのようにみじめな気持ちにならないでね  3連休なので、こんな気持ちは持っていないのだが、人間の感情の極限は、こんなじゃないの! ということで。  

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口に出さないこと

 今まで言わなかったこと、今後も言わない言葉の数々。 How Deep is the Ocean  海は、どれほどの深さがあるのか?  空の高さの際は、どれほどなのか?  でも、ぼくがあなたを想う気持ちは測れるのか?  あなたを仮に失った場合、わたしにはどれほどの悲しみが訪れるのだろうか?  アーヴィング・バーリン。  まあ、自分には言えません。まして、考えたこともありません。自分が一番可愛かったり。  こんなスタンダードが世の中に残っていることに拍手。  JAZZマンもたくさん名演を吹き込んでいるはずだが、いまのところ直ぐにパッと浮かばない。ジム・ホールのギターで聴いてみたいような気もするが、果たしてあるのだろうか?

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馬鹿な情熱

 東京の公園や庭園を網羅しようという情熱を持続し、昨日も歩き回った。おれは、何になりたいのか?  武蔵小山という駅で降り、以前の外回りの仕事の時には、五反田方面は廻ったが、反対側はオフィスもないので用がなかった。だが、いまは用がある。  こんな所。グーグルの地図で広い土地があると、無性に駆け回りたくなる。おれは、ドッグフードのCMに出る犬か? 今日の発見。  ここ、東京でっせ。肺まできれいになりそう。  なんか水があると、こころが和む。子供に生態を教えるのも良いかもね。  ちょっと歩いて、目黒川。橋のかたちが聖橋に似ている。  もろもろ予約しようと雅叙園へ。(もちろん、うそです)裏側の滝。裸になって打たれたい。  最後は、水といってもこれ。酒屋のおばちゃんに、天気予報がはずれて良かったわね、とぼくのこころを読まれているのか?  今日の一曲は。 Thanks For The Memory  ジェットでの旅。  ワイキキの浜辺。  ラス・ヴェガスでのLuck  シンガポールの夜。とのような歌詞。  昔、ビッグバンドの大きなバスでの演奏旅行のドキュメンタリーで、最後のクレジットの場面でかかった。こういう曲をさらっとかける過去のアメリカの偉大さ。  スタン・ゲッツで良く聴く。ボサノヴァも好きだったが、彼の本質ではなかったような気が最近する。いろいろありがとうと。

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耳の奥で鳴るのは?

There's No Business Like Show Business  ショウより良い商売って? アーヴィング・バーリンという人の曲。  邦題は「ショウほど素敵な商売はない」  聴くのは、ソニー・ロリンズのもの。本人は、そんなにお気楽なタイプの人じゃないので、悩んで姿を隠し、ひそかに新しい音楽を習得しようと練習したり。その悩む前なのか絶好調のころの録音。時は’55年。    マックス・ローチ凄すぎる。アップテンポとは? こんなドラミングでこころが動かない、身体を揺すらない人がいるだろうか。  原曲は、ハリウッドぽい曲。「ザッツ・エンターテエイメント」というミュージカル映画の集大成のようなものがある。撮影はロケではなく、街ごとスタジオに作っちゃおうという発想。その軽やかな曲を、ジャズマンって、そこはかとないブルージー感に仕上げます。  ここまでが導入で、本題はベースボールをショウにした男が、スタジアムから消えてしまうという話。かなり前の日米野球をドームで見てから、センターを守る彼をひそかに好きになった。もっと熱狂的なフアンがいると思うので、こっそりと告白。  全然、ショウにする気もなかった中日というチーム。でも、敗者のみが知る圧倒的なこころの慟哭っていいもんだぜ、ということで無理なまとめ。

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スタンダード曲(117)

When I Grow Too Old to Dream  「夢見る頃を過ぎても」という邦題がついております。  なんだかんだ色あせても、あなたのあの時の愛はこころのなかに残っております。  新品のジーンズより、すこし色が落ちたぐらいのジーンズも美しいしね。こういう渋い歌は、いつもナット・キング・コールで聴きたくなる。ほかに誰もいらないよ、という気分。  楽器では、ジミー・スミスのオルガンが好き。テナーにはスタンリー・タレンタインがいて、この曲が入っているアルバム全体でケニー・バレルのギターが絶好調。彼にしか出せないシンプルだけど、軽快な音がほんと楽しめる。  カージナルスの田口さんは、「夢見る頃を過ぎて」いないんでしょうね。立派すぎます。

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スタンダード曲(116)

Just In Time  忘れていたわけじゃないけど、またスタンダード曲のメモリーを個人的に増やそうと。  この曲の名演を探そうとしていたが、なかなか見つからなかった。だが、灯台もとくらし、(大正デモクラシー)で、ピアノソロをまとめている所にシダー・ウォルトンのがあったのだ。  ちょうど良いとき、わたしはあなたを見つけた  ちょうど良いとき、上手い具合に愛は訪れた  あなたはぴったりの瞬間に私を見つけた  そして、ちょっとぼくの寂しい生活に、彩りってものがついちゃった  なんか能天気な唄だけど、たまにはこんなのもありかなと。  快活なシダー・ウォルトンというのは、反比例の言葉なのだろうか。ジーンズが似合う総理大臣。でも、何度もリピートして聴いてしまった。

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スタンダード曲(115)

The Party's Over  Words by Betty Comden and Adolph Green  Music by Jule Styne  そろそろ起き上がる努力をしなくちゃ  夢は終わっちゃったし、とても甘美な  メイクを落とそう、パーティーもお開き  知ってるだろう? マイ・フレンド  一ヶ月の全世界的なパーティーも終わり。  日常に戻りましょう。  ジダンも中田もいなくなっちゃったけど。それは、それ。  ジョー・コールの美しいシュートも見たしね。  でもさ、ダイジェスト番組では、ガットゥーゾの頑張りが見られないよな。  ついでのように歌は、ナット・キング・コールのがベストです。  

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スタンダード曲(114)

Be My Love  フィル・ウッズのことを考えている。  あの時代。チャーリー・パーカー後の才能あるソロ奏者が揃っている地域。それも黒人に限るという観念をジャズに持っていた。そうした枠組みを作ると、このフィル・ウッズなどの判断に困る。なんせ、上手すぎる。  今度は、上手すぎるのはどうか? とまた考える。実演販売の人の話術もうまいけど、それは上手いだけ。購入はするかもしれないが、感情が満たされることはない。  いろいろなものを乗り越えて、好きにならなければならなかった。ややっこしい性格。その否定的な気持ちを打開してくれたのが、’55年の録音の「Woodlore」というアルバム。乗り切っています。    そしてこの曲も情熱的に演奏してくれています。ブルーノートのルー・ドナルドソンも同じ曲を演奏しているので、上手いアルト奏者向きの作風なのかな?  さらに知らずに聴いていたのだが、ビリー・ジョエルの「素顔のままで」のサックス・ソロは、この人です。意外と馴染みがあったのね。ついでにストーンズの「友を待つ」という曲のサックスは、ソニー・ロリンズなのである。ポップスに紛れ込むジャズ・マン。

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スタンダード曲(113)

Full Moon and Empty Arms  満月と空虚な腕の中。  もし、わたしの願いが叶うなら、  次の満月のときに、わたしの腕の中が、  あなたで満たされればいい。  「HERE TO STAY」というフレディー・ハバードのアルバムがあり、その五曲目。後ろには、フィリー・ジョーの爆発的なドラム。生で聴いたら、どんなだったのか? 気持ちが高揚するのかな。  そして、そのドラムに動揺されることもなく、静かなシダー・ウォルトン。我関せずです。  前の2管。フレディーとウエイン・ショーターには新しい風が。時代の息吹です。古いスタンダードという着物を、仕立て直して、洋服にしてしまったような演奏(?)です。

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スタンダード曲(112)

My Old Flame  わたしの古い炎。つまり、(ミーンズ)昔の恋人。  わたしは彼の名前について考えることが出来ない  そのフラッシュバックするイメージと思い出が結びついてしまうのか  とてもシンプルできれいな曲。ギターの弦でかき鳴らしてもらいたい。  Rene Thomas という地味目だが堅実なギタリストがいて、この人の演奏を、ほんとうにたまに聴く。古いアルバムをこっそり見て、あんなこともあったなと思い出を甦らすように、彼のギターも古い記憶とつながっているように、シンプルに心を打つ。野球の送りバントの名人の打者のように(使い古されている?)注目を浴びようという気持ちがないような弾き方。  自分の性格からしても、好きにならずにはいられないような。

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スタンダード曲(111)

Caravan  好きな旋律とリズムなので、家にもたくさん書きたい歌手や演奏があるのかなと思ったら、意外にも、エリントンのベスト盤で、それもエラ・フィッツジェラルドの歌っているバージョンのみ。あれ?  作曲は、エリントン楽団のトロンボーン奏者のファン・ティゾールとリーダーのエリントン。こうした場合、「な、おれの名前のクレジット、分かってるんだろう?」的な発言があるのか。それとも、「お願いします。親分。ちょっときちっとした形の曲に仕上げてくだせぇ」みたいなやりとりがあるのか。想像が膨らむ。  曲想は、砂漠をテントを持って移動している人たちが思い浮かぶ。アフロ・アメリカン的でもあるし、東洋人から見ると、中東的でもあるし、イスラムの匂いもするし。  星が瞬いて、消えゆく光のミステリー  わたしのキャラバンをそっと照らす  根本的にいってしまうと、誰が演奏しても良い演奏になってしまうような。土台がきっちりしているんでしょうかね。完璧なレシピがあるんでしょうか。  ラテン的な、リズム先導での演奏も良いかも。  

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スタンダード曲(110)

Misty  普通に良い曲。ピアニストのエロール・ガーナーの作曲。  これこそが、ジャズ・スタンダードの定番。BGMの金字塔。  わたしを見て、  千のバイオリンが奏ではじめる  それは、あなたのハローという言葉かもしれない  不思議の国をさまよっている気分で  聴くのは、二つのバージョン。  一つは、テディ・ウイルソンのピアノ。とても上品な音がします。ジャズ・ジャイアントの作曲したものを持ちより、一枚のアルバムにしたもの。モンクやエリントンの曲も演奏します。企画としても好きなタイプ。  アルバムもレコードで高目の値段で買い、のちにCDで再発され妥当な値段で買いました。  もう一つは、ジョニー・マティスのふわっとしたヴォーカルで。夢幻というか夢心地というか、なんか現実の世界とは違うところに導かれます。  作曲は、譜面が書けないピアニストが飛行機の中でインスピレーションを受け、降りてからピアノの前に座り、まとめたというエピソードが残っています。そのように、手の込んでいない最初からの完成品みたいな曲調です。

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スタンダード曲(109)

Love Walked In  「忍びよる恋」という邦題があり、そのままのタイトルでSteve Kuhn(スティーブ・キューン)のCDアルバムがある。この題名が、なまめかしすぎるような気もするが、実体は?  George Gershwin(ガーシュイン)の曲。前にコメントをしてくれた人も好きと書いていた。  勝手なイメージとして、愛というものが、歩きやすい足に馴染んだスニーカーを履いて、心に入ってくるイメージ。土足厳禁だよ、とちょっと抵抗しながらも。アポイント取ってからにしてよ!  本物も、あまり大差なかった。  愛が、ハローと話しかける  最後になって、未来を見つけた  愛と君が連れ立って歩いてきたとき、完全さの予兆みたいなものをね  音楽もピアノ・トリオで、一つ一つの音が粒立って、きれいです。最近の録音なので、ベース音も、キューバの野球のように、グイグイ打ち込んできます。

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スタンダード曲(108)

'Tis Autumn  レッド・ガーランドの季節やら天気に関わる曲を集めた「All Kinds of Weather」というCDに入っている。名曲揃いだが、夏なのに、この曲。  先日、道端で以前の友人に偶然、会った。あんなに元気だった彼が、疲れた様子をみせている。なにも出来ない、また、慰めることすらも出来ない自分。  自分も一年前は、同じように疲れていたんだな、とあらためて実感する。  彼に、慰藉が与えられるように。でも、自分で解決しなければならない問題もあるし。さらに付け加えると、時が片付けない問題も、実際にあるしね。ただ、タンスの奥にしまって、目に触れないようにしているな、と気付く自分とか。  歌詞はこう。疲れてしまった木は、こう言う。フルーツの実をならせることもしたしね。  音楽に戻ると、ポール・チェンバースが絶好調。念のため、元気を取り戻す曲ではありません。ただ、日常の疲労と、なんとか折り合いをつける曲想。でも、それがバラードに求めることじゃん。

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スタンダード曲(107)

How High The Moon  ただソニー・ロリンズについて書きたいだけ。  ジャズというのが、ある曲を用いて、それに合った瞬時作曲の音楽と一方的に決め付けるならば、その最高峰が’59年のストックホルムのラジオの音源である彼の残したもの。  ここまで、ある物を作り変える才能があるならば、そしてその頂点に達してしまったならば、音楽と一時的に離れてしまうのは、否めない気がします。  そして、このHow High The Moonという曲は、そのベースというか下敷きには合っている楽曲なんでしょうね。C・パーカーもコード進行を借りて、オーニソロジーという曲を作ったりもします。  暗い夜に照らしてくれるのか、ハウ・ハイ・ザ・ムーン  そして、彼は去年の来日で、日本に来るのを最後にしてしまう模様。本国でも、もう演奏はしないのか? こっちからNYに行っても、もう聴くことは不可能か?  ぼくも20代後半に一度生で聴いた。渋いジャズを楽しみにしていたが、ステージにあらわれたのは陽気なカリプソ男でした。それは、それで当然楽しめました。  

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スタンダード曲(106)

Here's That Rainy Day  梅雨のど真ん中記念。  愛は、近づいていたのに、どうなってしまうんだろう?  冷たい雨の日。  Written by: Jimmy Van Heusen , Johnny Burke   ジョー・パスというギタリストが、ギター一本で弾きまくります。  テクニックと情感のどっちを取る? と選択に困りますが、この曲は、良い感じに情緒たっぷりに弾いてくれています。  昨夜、ジェイク島袋さんのウクレレのCDを貰ったんですが、なんかテクニックがありすぎる人たちって、似たような感じを受けます。  そして、今日も雨。

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スタンダード曲(105)

Ev'ry Time We Say Goodbye  さよならを言うたびに、わたしは、ちょっと死ぬという唄。  そうね、そうね、そうだよね。  数十年間の反省の意味も込め、なんだかんだ会えなくなって、誤解や、あの冷たい言葉の訂正などを、いちいちやり直してもみたいが、人生って、そうもね。  コール・ポーターの真実。  今日、職場の近くのスポーツバーでサッカーを見ながら、同僚とのささやかなお別れ。ちょっと、人ととの別れに、憂鬱になっているのか? まあ、次のステップに行かないと何も始まらないけど、多少は、後ろを振り返るのも重要かなと。  でも、こんな唄を聴きつつ、傷つかず寝てしまおう。  さらに現代訳 : 個人情報が漏れるたびに、わたしの会社はちょっと死ぬ。(冗談です) 

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スタンダード曲(104)

I Remember You  さかのぼること、もうかれこれ15年前の話。その日は、二日酔いの朝。もう何もしたくない気だるい状態。身に覚えの人もいるかもしれない。  そんな時にでも、音楽だけは聴きたかった。この状況を打破できるのは、波の音まで浮かべるボサノバか、と思いつつかけて聴いたが全然。かえって、どんより。  まだ、聴きこなしていないチャーリー・パーカーをかけてみると、あんなに理解できなかった、目の前から遠のいていた彼の音楽が、ぴたっと目前に迫ってきた。  後から説明すると簡単になってしまいそう、さらに説明過ぎることも考えられるが、ある種の心の常識が、その酒の気持ち悪さのせいで、上手く隠されていたのでしょうね。  一度、自転車に乗ってしまえば、以後はこっちのものという感じで、彼の音楽を自分のものにする。そんなに難しくなかったのね。  でも、ドラムの叩き方が、ちょっと古かったりと常識が戻ると、いろいろ考える。(この曲のヴァーブのバージョンは、マックス・ローチなのでモダンです)  歌は、私は、あなたを思い出す。という中味。  ただ、センチメンタルになっているのか? 約一年間、昼食を一緒に食べた同僚が、職場を去る。いろいろ話したもんだよな? そこで、I Remember You なのである。

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スタンダード曲(103)

Brazil  ワールドカップ開催記念で、ラテンの名曲を。  グラント・グリーンのギターで。本来は、ブルージーな黒いフィーリングの人だけど、こんな一見軽めの曲もものにします。  というよりも、このギタリストの最高盤かもしれませんね。良く聴きました。  The Latin Bit というそのものずばりの題名と、あとはC・パーカーのこれも軽快なリズムのマイ・リトル・スウェード・シューズという名曲もプレイします。  映画でも、カルト的な「未来世紀ブラジル」でも使われていました。この映画も名作です。未来の産業社会に集約する悪夢。デ・ニーロもちらっと参加。  そして、ブラジルの美しいサッカー。得点王はカカでしょう。と呆れ返るばかりの読みのなさ。 ザ・ラテン・ビットザ・ラテン・ビット

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スタンダード曲(102)

Pennies From Heaven  ちょっと、こんな気持ちになっている。天から、ペニー(お金)が。  Pres & Sweets というアルバムで聴く。土曜の午後には、ぴったりか。  ’91年の再発(当時、22歳)です。いま、それから大分時間が経っているが、この渋めの演奏を聴くには、いまの方が、はっきりいって理解できる。  ソロは、レスター・ヤングのテナー。ハリー’スウィーツ’エディソンのトランペットで、次がハーブ・エリスのギターです。これが、また良い。バックは、名手レイ・ブラウンです。  レスター・ヤングはあだ名をつけるのが趣味みたいです。このスウィーツも彼の命名らしい。  う~ん、しみじみ大人の音楽。成長するのも(退化)悪くない。力が抜けます。  ところで疑問なんですが、このぼくより、コメントする人の文章のが、長くて力が入っているような。気のせいか。

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スタンダード曲(101)

Red Roses For A Blue Lady  薔薇好きがこうじて、スタンダード曲でも探す。  ブルーレディーに赤い薔薇  よく分からないが、口論しちゃった。  そして、ウエディング・ドレスには白い蘭という歌詞。もう少し理解しないと。  でも、音楽の音だけは、コールマン・ホーキンスのインパルスのレコードで。  バリー・ハリスの可愛いピアノと、気取ったアンサンブルに乗る、コールマン・ホーキンスのテナー・サックス。  この人、御大でありながら、若いミュージシャンに理解を示した人。こういう大人になりたいもんですね。頭ごなしに、けなしたりせずにね。  全編を通して、まとまった統一感いっぱいのスイートなジャズ。  

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スタンダード曲(100)

I Could Have Danced All Night  一晩中、踊れたら。三度、マイ・フェア・レディーのナンバー。  最後は、まともに真打。  シェリー・マン名義の帽子姿がすがすがしいジャケット。でも、実際は、アンドレ・プレヴィンのピアノが聴きたいだけなのかもしれない。ギャラの配分にまで、関心があったりして。  でも、それらを抜きにしても、ジャズの最良の躍動感を理解できる。結構なお手前です。  ちょっと、ずれるがこのジャケットから、「プリティ・ウーマン」の競馬場での衣装を思い浮かべてしまう。主演の女優は、エーと、なんといったっけ?(本当は知っています)  アンドレ・プレヴィンさん、平気で音楽のジャンルを飛び越えてしまいます。たまに、オーケストラを指揮している姿を見かけたりしますが、このジャズの音を聴くと、スイングとは? の本命の答えかもしれません。心うきうき。

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スタンダード曲(99)

I've Grown Accustomed to Her Face  あなたの顔に馴れてきた。再び、マイ・フェア・レディーの曲。  まわりを堅実なメンバーで固めた(正統派ジャズメン)なかで吹く、ちょっとムード音楽の匂い充満のチェット・ベイカーで。  アルバム・ジャケットを見ただけで、売り方や購入するお客がジャズ(がちがちのアドリブ)を求めていない気が。夕食後の新聞のチェックのBGMか。  もしや、彼女の表情になれる?  あれ、彼女の声って、こんなだった?  彼女の顔って、意外といけているのか?

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スタンダード曲(98)

On the Street Where You Live  君住む街で  マイ・フェア・レディー3部作。  念のため。Words and Music by Alan Jay Lerner and Frederick Loewe  テディ・エドワーズという西海岸を中心に活躍したテナー奏者をお勧め。あまり個性が際立つような音色ではない。  でも、楽曲自体が、とてもシンプルに美しいので、これぐらいが丁度よいかも。  何枚か自分名義のレコードを出しているが、聴くのは、この曲が入っている「Nothin' But the Truth!」(駄洒落)というアルバムのみ。もう少し、個人らしさを出さないと、ジャズ界では名前が残らないかも、と感じてしまう。でも、たまに耳にすると愛おしく感じたり。

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スタンダード曲(97)

Polka Dots and Moonbeams  解けない疑問があったような気もしたが、その答えも見つかっているような。  チェット・ベイカー・ミーツ・ザ・リズム・セクションのようなアルバムで。  バックに、フィリー・ジョーとポール・チェンバースとアル・ヘイグのピアノ。  日光でバイトをしていた。聴きたいCDもあるが、それらはすべて家にある。そこで数枚のコンピレーション盤を買った。トランペットを特集しているものの中にこの曲が。とても美しいバラード。  戻ってきて、原曲のレコードを買う。ジャケットも格好良い。  ついでに、ジャズの聴き始めに、アート・ブレイキーとマイルスが死んだ。逆説的にそのため、ラジオで2人を追悼する番組が多くあり、彼らを深く知るチャンスとなった。このことがジャズを聴くうえで大きかった。  このバイトの途中でも、マイルスの追悼ベストが、森林の中の優しい日差しを窓の外に見て、聴いた「イン・ア・サイレント・ウェー」は特によかったです。その景色と合致しました。  もちろん、今回のバラードも罪の許しのような音楽です。

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スタンダード曲(96)

I'll Remember April  四月の思い出。  あなたの唇の暖かさ。秋が来たって、恐れない。  4月を思い出し、自然と微笑めるから。  スインギーな曲。マシュー・ジーというトロンボーン奏者で聴く。  でも、スインギーにしている要因は、アート・テイラーのドラムかも。どこにでも引っ張りだこなので、ありがたみが消えるかもしれないが、堅実に名盤を(B級も多いが)作ってしまう。  トロンボーンという楽器の性質というか音質。いちどこの温かさに触れると、もっともっとと聴きたくなる。人間の耳に響く、周波数が合っているのでしょうか。心地いい。

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