伏見で味見

 お昼前、電車に乗った。  阪神。  むかし、阪急、阪神、南海、近鉄という4チームの球団があった。  そうすると、大阪のひとの野球鑑識眼がただしいのか。  このあとの酒場で、あるひとりは、「ダルビッシュより、杉内の方が凄い」と語っており、そうだよな、と隣で納得。  個人的三大不思議に認定。  ひとつは、ひやおろしの旨さ。  3杯試飲。  ひやおろしのみ。意外と違いが分からない。  ただ、うまい。  酒は昼。と、清少納言がむかし書いた。  お洒落な角打ち。  3月にも来た。  名残惜しく、もう1杯。  旨すぎる。  もうひとつの謎は、ハロウィン。意図が、いまいち分からない。  仮装大会なの?  竹筒に入ったお酒もある。  錐状のもので穴を開け、そこから注ぐらしい。  どうやって、中に入れたんだろう?  今日も、眠れない。  ケーキ・ビュッフェならぬ酒ビュッフェ。  アルコール依存症のサイトを見るこの頃。  からみだすのも、その症状のひとつ。  酔って、偉い部長の前で、「前の課長を呼び戻せ」と節をつけ即興の唄を、わたくし、うたったらしい。  なにも覚えていない。  末期です。  恥ずかしい人生。  外は晴れておりました。  ちょっくら、散策。  酒蔵のほうへ。  …

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兵部大輔って、誰?

 大輔さん?  誰なの?  お祭り男?  実際は、役職の名。  兵部省のトップ。  鴨川を渡り、この辺、なんて言うんだろう。  こちらは、長州藩のトップ。  と、そのツレ。隠れ家。  意外と、この女性、肉体的欲求が強かったらしい。  「あんまり遊びすぎると、オレの面子もあるし・・・」  ということだが、やっぱり、止められない。  でも、歴史の変動期。  日本というフレッシュな歴史の乗り遅れの国家は、植民地になる可能性も危険も多し。  今頃、フランス語か、ドイツ語を喋っていたかもしれない。  信州のある一人は、戦い方を学ぶ。  でも、危険思想の持ち主は殺される。  江東区に、松代橋なんてものがあった。  仙台では、伊達さんが、もう大航海時代を感じ、世界を飛びまわれる?んっ?  と思ったが、造船にも成功したが、その後の260年ぐらいは、航海時代にも入らず、ただ、国家の門の鍵を閉じ、息をじっとひそめて、貝になった。  長崎だけを開き、世界的な感覚のもてない民族に。  今回のことを考えている。  また、食料自足を無視し、植民地になるかもしれない。  どぜう総理は、そっちに向かっている。  工業製品を輸出し、食料は輸入。  たくさん、無駄に死にます。  何度も言うが、吉田松陰は、チェ・ゲバラよりも凄いんだ。  高貴…

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左京区下がる、下京区上がる、オレ舞い上がる

 むかし、クレジットカード会社で働いていて、住所変更があり、「下がる?」、「えっ、上がる?」、と京都の住所を言われ、不本意ながらサムワンの住まいの呼び名を変更して、請求書とか明細書とか新たな場所に送られるも、それ以降、戻って来ることもないので、あれは、あれで良かったのだろう。  大阪と京都は、ことしの3月に行った。  よくよく考えると、実家に帰ったのは1月初旬ぐらい。  地震のあとに2、3回電話で継母と話したような気がするも、家には行っていない。  両親が、この地球にいることも、ほぼ忘れている。  大阪の方が関心があるのだ。  南禅寺を出て、「蹴上」という駅まで戻ろうか、とか思うも、動物園の方面へ。  大阪の通天閣の方にも、動物園がある。  ひとりで、熊本の動物園を歩いた思い出がある。  あれは、なんだか淋しかったな。  平安神宮の方へ。  美術館では、この前まで乃木坂で飾られていた、ワシントンの美術館の絵画が巡回に。  もう、見ちゃったよ、オレ。  取り敢えず、この辺が好きになっている。  もうちょい、取っ掛かりがあれば、この街も、自分のものになるのに。  川が見たい。  川がある景色は、海より馴染みがある。  鴨川。  修学旅行をしているらしい、5、6人の男女とすれ違う。  「神社ばっかりだな!」  実際は、お寺ばっかりですけど…

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南禅寺

 なぜ、こうも関西に旅をするのか?  それは、我が体内の車検である。  大量のアルコールを取り入れ、きちんと動くか把握。  なんとか、持ちそうです。  それにしても、7ヶ月半ぐらいしか経っていない。  でも、行きたい。  ただ、大阪の安い酒場で飲んだくれたい。  費用を安く上げるため、高速バスとビジネスホテルを予約。  計11,700円。  でも、なんだったら京都も見ておくか。  で、南禅寺と天満の2つだけ予定して、バスへ。  オリンピックのキム・ヨナさん登場以来のワンセグで、アメトークを。  先輩に飲みに誘われ、犬を連れて行ったという麒麟いい声担当のエピソードで爆笑。  朝6時過ぎに京都。  発泡酒の冬味をグビリ。  地下鉄を乗り継いでも、8時前。  のんびり、学生とともに歩く。  先週、京都のひとと仕事で対立。  「騙すようなことしないでくださいよ!」と、ぼくの怒声。  これが、「二枚舌」というのか。  江戸川沿いのデルタ地帯の人間に裏も表もない。  これこそが、「坊っちゃん」のテーマでもあると知った42歳。  その後、怒りを永続しない自分は、さっぱりとしたもの。  権力に振り回される土地の賢さ。  一生、自分は理解することはないでしょう。  どちらが、文化的かは分かりません。  しかし、水道橋がある…

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伏見桃山そして、さらば京都

 時間があったら酒蔵再訪と思っていたが、案の定、なくなったので割愛。  取捨選択。  つまり、人生も旅もそれ。  酒の時間だけは、何はともあれ取って置く。取捨選択。  駅から降りて商店街。  おしゃれな角打。  手頃な値段で試飲ができる。  基本、酒なんか汚れた下着ぐらいの地位しか与えていない自分(必要悪ってな感じです)は、となりでうんちくを言っている人(別の意味で酔っている)になんだか興醒めし(その口を動かす前に飲めや!)勢いだけで数杯、飲みます。  個人的に濁り酒ブーム。  フランスのトラック運転手もワインを飲む、ということを絶えず忘れないことにしています。  なんで、そううんちくや知ったかぶりが必要なのだろう。  ワインの瓶を毎週、資源ゴミのときに4本捨てている。  ×52週。  うんちくなんか言っている場合じゃないのだ。  あと、2杯。  しかし、店内がざわついていて、ゆっくりと心が穏やかになれへんので、マッコリを買い、歩きながら飲んで、次の場所へ。  桃山善光寺。  毛利のお侍さんたちが体制側(幕府側)と戦うときの拠点にしたとか。  実際は、移転したとのことだが、ただ、吉田松陰という存在に影響されたひとびとを知りたかっただけ。  このひとは、つまりは好奇心と向上心の固まりなのだ、と最近知る。  そして、自分を磨き上げる。  ま、それゆえに、…

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雪舟庭園での接収とさらば京都でもない

 方丈庭園というところを抜け出し、ぶらっと。  しつこいようですが、なんか巨大な敷地です。  ズームを利かして屋根瓦を。  こんな顔なんですね。  途中、ハイブリッド・カーの運転音に気付かず、いきなりのクラクションの音にいらっとする。  こういうことで、その地のイメージが傷つくのにな。    観光的な気分がいささか縮減。  地震と津波でアルバムを失くすひとびとを見て、バックアップのことを絶えず恐れるようになった。  このような建物も、いつまで残るのだろう。  我が家も、2tbのHDを1万ちょいで購入。  思い出も、人間の脳も1万円ぐらいなのだ。  2年半ぐらい使い続けた、500GのHDの維持を心配している。  だが、君の笑顔もそこに眠ってるぜ、とひとりごと。  バックアップのさらなるバックアップ。過剰なまでの保険体質。  あさってに死ぬ覚悟があったのに。  京都に気持ちを戻して、漢字の美しさを再発見。  いやぁ~、見事ですね。  でも、読めへんけどね。  駅に向かうも、庭園があった。  自然と足が呼び込まれるような気がした。  あざといです。  100パーセントのあざとさです。  京都、悪くないじゃん。全然、悪くないじゃん。  と、思いながらも京阪電車に乗り、そろそろお薬の時間なので伏見の酒でも飲むことにします。 …

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方丈庭園の豊穣

 東福寺という駅に到着。  伏見の酒を飲む序章戦。  しかし、あまりにも広大で目や手に余る。  みな、どうしているのだろう?  真ん中に庭園があった。  「えっ、ここもお金を取るの?」  という、京都の町並みの引ったくり(ボッタクリ)体質にびっくりです。  働かないで、維持費でお金を取り続ける、そういうことの代償ってけっこう大きいような気もする。  世知辛い世の中です。  と、いいながらも楽しんでいるんですけどね。  一眼欲しい。  日本人という観念があまりなく生活してますが、こういうところを目の当たりにすれば、いくらか、自分のアイデンティティーのことも考慮にいれます。  「京都行く?」  と、簡単に言える地域って、どの辺までなんやろ?  結構、一日は長かった。  4時をオフサイド・ラインに設定してお酒を飲むんですが、それまでに、もうちょい時間があります。  だが、駅までも距離があったんで、戻ることにしますか。  だが、気になって、もう1軒庭園に行きました。  で、小銭をまたもや散財します。  ま、あさって死ぬから、ま、そういう細かいことは、いいんですけどね。

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宮本武蔵

 詩仙堂というところを後にして、となりへ。  さまよえる、人間。  ここ、無料だった。  こういう映画もあるようですが、縁がない。  なんか、静かな場所です。  彫刻があった。  銅像があった。  みなの頭のなかにある京都というものが、いまいち分からないが、ここも総体的に良かった。  酒屋で缶ビールを買い、だらだら飲み、だらだら歩く。  路面電車みたいな1両ぐらいの電車があった。  途中で乗り換え、「東福寺」というところを目指して、電車に乗ってます。  吊り広告で「南禅寺の水道橋?」というものを目にして、レンガ造りの建物が好きな自分は見逃したことにかすかにショックを受け、そばまで寄っていたのにな、という後悔というリグレットに犯されました。  追伸:キング・カズはやはりキングだった今日。  サッカーや音楽を愛する自分は、1流と2流の狭間をまざまざとテレビで感じた、ここ数日でした。  氷川きよしに感激し、「トゥルー・ラブ」なんぞを歌う100パーセントなるにせものに興醒めし、小笠原の田舎臭い表情に胸打たれ、何時間かを過ごしました。  これでも21時過ぎまで働いていたのに、なぜ、家でパソコンに向かっているのだろう? 宮本武蔵 [DVD]東映ビデオユーザレビュー:Amazonアソシエイト by 宮本武蔵 [DVD]東映ビデオユーザレビュー:Ama…

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詩仙堂

 旅行前、1週間がとてもハードで最終的な旅程を練る時間がない。  いつも、といえばいつもなんだけど。  京都というところをガシッとつかまえる引っ掛かりがまだない。  そんなときに、仕事前にコンビニで「PEN」という雑誌で好きな建築というものを立ち読みしていたら、ローマのカラカラ邸やベニスの風景(どちらも建築じゃなく景色)は理解でき、F・R・ライトというひとが誰かに造った滝のうえの別荘に感激したりもしたが、その中に「詩仙堂」もあって、今回、急遽、組み入れる。  ここまで来れば、あの電車に乗って、京都駅の向こう側まで戻れるな、と、頭のなかの回路も働く。で。  旅行は、逆算の問題でもあるのだ。  あそこ辺りの酒場で、旨い酒を飲むことへのプロローグ。  バス停から、坂道をゆるゆると登る。  外は、意外と閑散としていました。中は違っていたけど。  おっ、良さそうな予感。  初対面の印象が大事です。  それにつられて、関係を口喧嘩を積み重ねて、仲を深めようとする未熟な自分もいたりします。  「仲良くするなら、かかってこい!」という乱暴なる性分です。  で、ファーストな印象、グッド。  立ち読みが生かされました。  これも、運命だったのでしょうか。  素晴らしい予感。  何がしかの小銭を払い(京都、恐るべし。この後も小銭を散財する。立ち飲みで1杯飲めるじゃん。卑しい。)中へ。 …

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平安神宮とその周辺

 バスを降り、てくてくと歩く。  店が混む前に、お昼ご飯も食べておきたい。  電車の路線と平行にバスに乗りました。  そうか、なに食べよう?  と、思い出し寿司屋さんがあるので、店の前で思案。  「穴子?」  って、江戸前じゃないの?  と、興味をそそられ、戸を開けます。  この旅にいくつかの奇跡があったのですが、これもひとつ。  軽い気持ちで入った店が、こんな旨い穴子を出すとも思っていなかった。  そして、この上品なお吸い物の味。  とんかつにやたらソースをかける人々を軽く軽蔑していたのですが、この薄さのなかの微妙な味こそ、舌への最大のご褒美なのだった。  ビールは、アサヒとキリンの選択だったかな?  サッポロがいいんだけど。  「おおきに」と見送られ(使う人が実際にいるとは知らなかった。死語かと思っていた)外へ。  タコの手と烏賊の足をもつ「魚介類の妖精」がぼくのそばにいるのかと、歩きながら考えている。  不意に二宮尊徳。  美術館が両側にあって、私立は「親鸞」さんのなにか。  国立は「パウル・クレー」1,500円を払い中へ。  なんか好きじゃない。  セザンヌ以降の造詣ありきというところが、もう自分には耐えられないのかも。  ゴヤの壮大な絵画を見たい。プラドに行きたい。人間の感情が出てくるような絵画を見たい。  ま、所蔵品で気分で…

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京都でのスタート

 前日は、やはり残業で、着替えをリュックに放り込み(ガイドブックを忘れた)整髪料と肌のクリームを投げ込み、カメラのバッテリーを入れ、用意万端。  しかし、寝ようと準備を止めたのは、夜中の2時になった。  停電に巻き込まれた電車の中で、東京までが心配なので、数時間だけ寝て、東京へ。  6時43分の電車に乗る予定も、着いたのは1時間ぐらい前だった。  間引く電車を恐れすぎた。  9時1分京都。  普段なら、港区の職場で業務を開始する時間です。  旅の同行。  世界遺産になれない山。  京都に着いて、去年と同じように一日バス乗車券を500円程度で買います。  40分ぐらいバスに乗り、ここへ。  去年は右の銀閣寺にいったけど、今日は、左の金。  なんか、はにかみに欠けますね。  自分は、桂馬みたいな人生です。  あっちに行ったり、こっちに寄ったり。  歴史の淘汰ということも考えます。  三島由紀夫(村一番の制服フェチ)は消え、谷崎さんや太宰さんが生き延びる(読み続けられている)ことを大切にします。  時は、カゲロウのように。  メンテナンスは、どうなんでしょうね。  なんか、のんびりもしたいと思うけど、暇になるのは、もっと先になることでしょう。  次は、204のバスの乗員になって、平安神宮の方を歩いてみたいと思います。 …

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味付けの 薄い関西 ぼく好み

 去年の春の3連休に関西に行ったのが、よっぽど楽しかったのか、今年も。  そして、今後も。  実際は、あっちに行ってる間に地震でもあって自分だけ生き延びようという卑怯な魂胆も。  だが、ほんとうは、1月の末に旅行会社のサイトにてネットでクリック。  あの頃は、電車がすすまないというまどろっこしい恐怖もなかった。  いつも、ホテルに着き、「喫煙の部屋で?」とカウンターの中から言われるが、そんな覚えがない。  なんか、詰めが甘い。  今回の旅の同行は、「北回帰線」  100ページ。  「人生は人が終日考えていることにある」  まさに、その通りです。  自分は、知らない土地を歩くことばかり考えている。  これを見るのに、41年もかかった。  長かった。  大阪の中州の上にある美術館。  東京弁でひとり歩いて平気なのかと去年は不安が確かにあったのですが、そんなのは問題ないことを知りました。  縦横無尽に歩き、いくつかの成功と、いくつかの失敗を繰り返し、足の痛みとともに、こうして家におります。  未来のぼくのために詳細は今後に。  しかし、移住もありだなと、本気で考えている自分がいる。  

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あと1回

 神戸の港は、とてもセンチメンタルな気持ちにさせます。  勝手にアンコールです。  「聖なるものへの憧れ」  彼の唯一の長所はこれでしょう。と、司馬さんが太宰さんを評してこう書いていました。最近、いちばん納得のいった言葉です。  醜いと呼べるほどの自分の性格ですが、こんな写真が撮れたりするのは、どういう訳か?  ぼくの中にも清らかな気持ちがどこかに眠っているのか。  しかし、最近のぼくはちょっと自分でも手に余っているぐらいの傍若無人だ。  反省しきりです。  コルトレーン的に求道的に生きたかったのに・・・  でも、カメラ片手に旅するぐらい楽しいものはないね。  なぜ、家でじっとしていられないのだろう?  という疑問もあります。  清水寺からの眺め。  明日、働いたら連休だ。  誰も通らない田舎の道で、ひとり淋しく歩きながら、トラックに轢かれて死ぬんじゃないの?  と、ぼくの人生を予言した人がいた。  まあ、それもありかな、とか考えながらも、やはりオフィスから解放された喜びはひとしおです。

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清水寺

 ほんとは、京都なんか何とも思っていないかも・・・  だが、小津映画が好きで、原節子お母さんが結婚する直前の娘と京都に旅行に行って、ここの映像がうつった。  あれっ、違う映画か?  しかし、まさしくそこが小津映画。  それを見て、単純に「やっぱり京都行こう」と思った。  駅からそのまま歩いて、坂やら川やらを通り越し、ここに到着。  いささかながら、写真の能力の限界に気付きました。  でも、いいところですね。  ここを見れば、あとはもうどうでも良い感じがしました。  2日酔い気味で新幹線に乗り、9時には京都へ到着。  気付くと、ここに来ていた。  やっぱり、小津映画です。  人生の悲喜こもごものすべてがあります。  友人は甘いものを買い食いし(ビールがまずくなりそうな要因は一切避ける自分。子供のとき、あんなにチョコレートがとてつもなく好きだったのに・・)銀閣寺の方に行くバスを探します。  京都の女性の顔というものを分類分けしています。  ちょい、下ぶくれで色白で、まああんな感じかなというものが発見できました。  なんか、だらだらとしてきました。

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鴨川

 関西3日の一日目の夕方。  伏見からまた舞い戻り、鴨川の夕景へ。  しかし、あいにくの曇り空で、そこは、まあなんとか。  均等な間隔で男女が、なかようすおうておりました。(仲良く座っていました。)  東京の人である谷崎さんが「細雪」というものを書く心境がなんとなく分かりかけた。  しかし、一日歩き回りいささか体力的にもエナジーが少なくなってきます。  交差点には南座という場所があった。  先斗町(ポイントという名前の由来のひとつもあるらしい)という場所もそばにあり、そこはなかなかな通りです。  ちょっと道に迷ったら、坂本さんの最期の場所も。  ここで、暗殺されてしまったのだろう。ま、役目はきちんと行って退場しました。  しかし、30前半なんてあんまりだよな。木村コーチも同じです。  それで、この辺の駅から大阪の「十三」へ。  そこは、赤羽と北千住を足して、3をかけたような所でした。  つまりは、ぼくにとって究極の楽園とも呼べる場所でした。  さよなら、京都。  ぼくは、君のなにも知ることはなかったのだろう。  目のかたちも、上向き加減な鼻のかたちも・・・・

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銀閣寺

 昨日が大晦日で、今日が新年です。  年度末こそが、再誕生のときです。  階級社会というものが反吐を吐くほど嫌いで、(それゆえにレーニンに対する偏った愛)京都を一元的に考えて、足が遠退いていた。  歴史を知ると、鎌倉幕府というものの成立に潔さを感じ、(ピンハネを許さないもんねという政府)ますます京都というものの存在意義の薄さを知るのだった。  ここは、室町と関係があるのだろうか?  根源的に歴史について浅い情報しか持っていない。  だが、日本の成り立ちとして室町あたりがスタートだと司馬さんが言っていた。  暑い日差しで、(20℃ぐらいあった)サッポロの缶ビールをひさびさに飲み、中にはいった。  それで、どこが銀閣寺? というほどにスター的要素があまりありません。  それでも、家に着いてみれば、なんとなくあそこ美しかったよな! という印象が残っています。  さっさと寝ないと明日にこたえます。

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伏見

 金曜日は会社のひとたちとたらふく飲み、(誘われたのを断れない自分の悲しい性)危うく終電がなくなるところだった。  地下鉄で帰るはずが、なぜか地上の代々木上原。方向がまったく逆じゃん。  でも、どうにか早起きし、新幹線の乗客になって9時には京都に到着。  清水寺と銀閣寺だけさらって、伏見へ。  基本、酒への情熱がぼくの行動指針なのでしょう。  月桂冠と黄桜の酒蔵がありました。  数杯、試飲したり庭でお酒を飲んだりします。  次の日には「灘」に行ったのだが、こちら「灘」の方が身体的にも味的にも合いました。  京都らしい京都的な楽しさを探すわけでもなく、なんか性格的にマイナーな性分です。  朝の電車で「竜馬がゆく」8巻を読み終え、たどり着いた先が寺田屋。  この辺で命を狙われます。  「新しい政府でどんな役職につきたいですか? 名簿に名前がないみたいですけど・・・」と、西郷さんが訊きますが、竜馬さんは「なに言ってんの? 世界で貿易するために、この権力を倒したのに」と、考え方が巨大です。  見た後、また京都駅まで電車に乗ります。

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