Centre Pompidou

 ポンピドゥー・センター。  07年11月の記録。    3年と数ヶ月前になってしまった。  この前、美術展に行って、ここを思い出した。  残念ながら、なかには入っていない。  ※ 1997年9月20日~12月14日にかけて、日本でも東京都現代美術館でポンピドー・コレクション展が開催され、マティスやカンディンスキーなどの絵画や彫刻が紹介された。  とWikiに書いてある。  28歳。  なにも憶えていない。だから、入っていないのだろう。  これも、残念だ。  その後、マレーヴィチという画家が好きになり、そのひとの作品も所蔵しているらしく、なおさら行きたくなった。    春には、桜を見て、「ブラック・スワン」という映画も見ないといけない。  デルタのマイルがやっと、2万マイルたまった。  アジアには、これで往復できるそうだが、野宿するわけにもいかんしね。  ヨーロッパは、8万マイル。  気が遠くなりそうです。  ちなみに、ヨーロッパの男。  惚れ惚れします。

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シャンソンな日

 なぜか、起きるとあっちから来た音楽が聴きたい。  (2007.12.2 Paris)  「Isabelle Boulay - Non je ne regrette rien Olympia」  誰か知らないが、いっぺんで好きになる。  「パリの空の下」 上手すぎますね、この安定感。  マレーネ・デートリッヒ  女性の声って、こうじゃないと。  我が世代のアイドル。    シンディ・ローパー  最初は、今朝、この曲のメロディーを口ずさみながら起きたのだ。  「ドミノ  ドミノ  」  Stan Getzが奏でる「Autumn Leaves」  めちゃ、いい音ですね。  最近、フルートの音が好きで、これ素敵ですね。  茅ヶ崎のライブハウスみたいです。

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テレビ番組にて

 夕方からTBSにて世界遺産の番組が放映されていた。  これこそが、ザ・世界遺産とのことで「モン・サン・ミシェル」  聖ミカエルの山。  今までは知らないところだったが、昨年、有り金で勝負を打って行って来たので、土地勘も写真もあります。  今日は、暖かかった。  ニースとかの南仏も心地よいのだろうな? と旅への禁断症状が既に出始めているので、怖いです。

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ボンジュール(20)

 終りが何事にもあり、これで最終回です。    市庁舎です。耐久性のある建物なんでしょうね。偽装なしです。  それで、これは建築中の建物ではなく、完成品。  ポンピドー・センター。  ミッテランさんの何代か前の人物の名前がとられている。  やはり、ここも帰ってから、特集の雑誌で確認すると、好きな画家(多分、実際には一度もみていない)マレーヴィッチの絵画が所蔵されていることを知りショックを受ける。クライ  ここからは、地下鉄の切符との勝負。片道どこでも一枚。  この路線は、丸の内線のように主だったところで降りられる。とつぜん、地上に出てくるところも丸の内線に似ている。  上は、バスティーユ広場。オペラ劇場もあります。  革命の象徴でもあるんでしょうか、(それぞれ立場の観点によって好悪がある)220年まえの話です。アジア人の自分には、どうも理解が難しい。  またひと駅乗り、ナシオン広場。英語でのネーションでしょう。  帰って、シャワーでも浴びるかとの気持ちになり、(一日駆け巡りました。しかし、山ほどの美術館には、どれも入っていない気持が)スーパーに入り、シャブリのハーフボトルと歯磨き粉(異常にツルツルになる)を買ってホテルに戻る。  ワインを傾けつつ、ガイドブックを見ながら反省し、夕飯どうしようと心配しながら、ここで古い情報に惑わされる。ルーブルが21時まで開いてる? チ…

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ボンジュール(19)

 セーヌ川というのは、やはり美しい。  いろいろ水に流そうと。  この川の左右に、めぼしいものが揃っている。  で、ルーブルに近づきます。なぜか、もう一度来たいという気持ちがあり、わざと取りこぼします。でも、入っていても良かったかなと。  若い時に、ここに一週間ぐらい滞在し、一日1美術館を廻るということを空想し、やたらめったら入らないことを心に誓う。  それこそアクセサリーの好きな女性が、なんでも自分のものにしたがるような気持が強いです。  それにしても、雲が美しい。印象派の画家が、雲の描写に長けているのは、この空のせいだろうか。  パリに突如、現れるピラミッド。あとで、夕方この地下の駅に降りた。ちょっとというかまだまだ未練があり、古いガイドブック(地図が素晴らしかったので買った)によると、月曜は21時くらいまで開いているとのことだが、それは木曜のみのようだった。夜、静かに名画と触れ合う喜びを経験したかったのに・・・・やはり、もう一度か。  ポン・ヌフという橋。ここを舞台にして映画も撮られています。実際に来ようとは。  シテ島という中洲がある。そこに向かうためのいくつかの橋がかかり、なぜかアルコール橋という名前のもある。  ここから落ちる呑み助がいたのか?  これがノートルダム寺院。  さらに歩いて、オテル・ド・ヴィル(ホテルなのかと思った)という市庁舎に向かいます。この…

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ボンジュール(18)

 地下鉄でコンコルドまで戻ってくる。もう既に見慣れた景色。  月曜日は、美術館の休みが多いとのことで、(ベルサイユ宮殿もなし)ひとつだけ行こうとするマルモッタン美術館にも行けず、(こうした些細な不運にいらっとする)おあずけされたが、他に行きたい所も山ほどあるが、結局は、オランジュリー美術館へ。  団体さん以外は、12:30からとのことで、その時間に列に並ぶ。  ここで、旅行の二番目の感動があった。  モネの絵画が全面に飾られている楕円形の部屋が二つあり、その人の7、80年かけた人生の格闘のすべてが凝縮されている気がする。  その睡蓮だけの絵画の感動で、クラクラし、でも、フラッシュさえしなければカメラOKということが理解できない。  ある芸術家の進歩や、追及をかけた作品を2,3秒で写真に収めることなど出来ない。普通にみなさんそうしていたけど、厳かな気持ちになって、椅子にすわりぼんやりと恍惚に眺めました。いやぁ、凄い。  地下には、ピカソの作品がたくさんあり、彼のことも1割も理解していないことを痛感しました。さらに、なにかの判断を勝手に早目にしないことも実感しました。  まあ、他人のことを理解することなど不可能なのではないかとも。  オルセー美術館の外観だけでも眺めようと、橋を渡る。当然のごとく休み。かなり広そうで、やっぱり数日滞在しないと、この地の美術館踏破は無理でしょう。  先程のオランジュリーでの恍惚によ…

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ボンジュール(17)

 だらだらしている暇はないのだ。  フランスに思いを浸っている間に、次の場所の予習をしなければ。オレは一体、なにに追われているのか? 余命20年という勝手な恐怖か。  で、コンコルド広場に到着しました。  ここまで、朝からけっこう歩きました。ヨーロッパには、こうした広場や空間がまだまだ(そんなに知らないが)残っているような気がします。  マンションを建てちゃえ! という貧困な発想がないのかもしれません。  そして、「建設反対」などという看板も当然のようにありません。  こうした空気を感じれば、都市論みたいなものも自然発生的に考えてしまう。美しい国づくり、とかね。  凱旋門を背にし、ここから左に曲がり、(東西南北の欠如)モンマルトルの方に向かいます。  美術館に飾られた絵も素晴らしいが、立体的なこうした裁断という祭壇も美しいと思います。  さらに歩くと、マドレーヌ寺院が。コリント式の柱廊。  このそばに無料のトイレが地下にあり、ガラスの向こうにおばさんも座ってお金を払うのかと思ったが、長電話をしていて、こちらには気を止めませんでした。しかし、日本語でもタダだと案内がありました。  この後、喫茶店で気取ってコーヒーでも飲もうかと、「ア・カップ・オブ・コーヒー」と言うも、むなしく無視される。すかさず、「カフェ」と言い換えると出てきました。さすがにうまかった。  しかし、お金を払うシステムが分か…

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ボンジュール(16)

 3日目。  シャンゼリゼ通りの長さが把握できず、(日本の通りってこれぐらい?という目測を信じ)けっこう歩く。  ジョン・ルイスの音楽にもあるコンコルド(発音はコンコーと言っている気がする)広場へ向かう。  彼のクラシックかぶれ、ヨーロッパ主義に加担して聴くと、判断を誤る。(輸入できない貴重な動物のように、その国と体内独自のブルース感覚が根底に流れています)  まあ、能書きは忘れ、(ヴァンドーム広場は見忘れた・・・残念)道の真ん中に立ち、両側を眺める。  「運命を信じる?」の凱旋門と、シャンゼリゼです。  で方や、エジプトからポケットに隠して持ってきてしまった、オベリスクです。  あとで、もうちょっと近くに行きますけど。  コンコルド広場に着きました。世界の中心は、ここなのだろうか? と不確かな気持ちをもちながらも、まだ11:00前なのでしょうか。  そろそろ、喉も渇き、コーヒーでも飲みたくなってきました。  注文は出来たのでしょうか。

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ボンジュール(15)

 エッフェル塔にさよならを告げ、川沿い、リバーサイドを歩き、シャンゼリゼに合流です。  道の長さが把握できない。  段々と、陽もあたり暖かくなってきた。  観光客のプレッシャーの常として、トイレを確認する必要もある。  ちらほらと、トイレもあるのだが、10:00からなのだろうか、どこも閉まっている。  シャンゼリゼから、地下鉄の「フランクリン・ルーズベルト駅」方面へ。  なぜ、もとアメリカ大統領の名前がついているのかは、不明。  地下鉄の出口と売店。  こんな、しみじみと年を取るのもありかなと。  もう少し写真が上手ければと思うけど、思うだけで自分の目線と見たままが残ってれば良し、という気持ちが強いので、こんな感じでしょう。

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ボンジュール(14)

 ローマには、ティベレ川があり、フィレンツェにはアルノ川があり、東京には中川があり、(偏っています)、寅さんには江戸川があったりします。  で、パリにはセーヌがあるっていう次第です。  川があれば橋があります。  ジョギングする人も、ちらほらおり、ぼくは数々の映画で観た、セーヌの横を歩いている実感に、ささやかな感動をしています。  ほんとに来れたんだ、とか、成田から10何じかんとか。  街中からも、見ることが出来ます。  ここに登った経験のことをあとで耳にしますが、全然あたまに浮かびませんでした。  どこか、欠落しているのでしょうね。  それより、地面を歩きたい、立ち止まりたくない、という変なプレッシャーが自分を責めている感じでしょうか。  脳みそは、回遊中のマグロです。  見た、歩いた、という確かな実感はあります。  でも、上から一望するのも楽しいだろうな、と今頃考えています。  しかし、10年後ぐらいにまた行くというのも手ですし、完璧な人生など、ほぼこの世に存在しません。軽い厭世気味ですが、ほんとは楽しい思い出なのです。

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ボンジュール(13)

 しばし、休憩。  お腹が空くように、ぼくのアルコール飲みたい度もあがる。  一日目のランチ。8.8ユーロの赤ワイン。500ml。  これを飲んだ後、3時間かけてレンヌというところまで移動。  ホテルのまわりには何もなく、楽しみは夕飯のみ。  ホテルのレストランで一番高かった白ワイン、28ユーロ(4,500円相当)を飲む。  隣の席の大学生三人の女の子に笑われ、ハウスワインではなく、ワインオープナーを使っていたのは自分だけだからだろう。  サルトルの言葉。  「他者のまなざしのもとで、私は世界のただ中に凝固したものとして、危険にひんしたものとして、自分を生きる」  世間話もします。  きちんとした服装のおばさん。 「お酒が飲めないので、よく人生の半分も楽しめていないと言われますの、飲めるっていいでしょうね?」 「ぼくもその通りだと思いますよ」  せっかく、本場に来て、エヴィアンじゃねぇだろう、と思ったりします。  ここまで出せば、白ワイン1、2位の味がし、(そりゃ、そうだろう。だが、もっと高価なのがあるぐらいは知っています)部屋に戻り、靴と靴下を脱ぎ、時計をはずし、眼鏡をとり、そのまま前後不覚になり、(前後ふかかぁー)爆睡。いつものように酔った自分だった。  9時には寝たので、翌日の4:30には起きていた。  で、あくる日のランチ。  モンサンミシェルのそばで食後のデザート。  …

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ボンジュール(12)

 ブランド物にまったく興味も湧かず、欲しがる(ねだる?)人もいなく、(え~ん)個性の確立に38年半もつとめてきたのに、(他の人とは違う歩みという低級なプライド)いまさら、同じバックはもてないだろう?  などと、もんもんと歩きながら考えている。  知らない町を歩いているという実感が感じられます。  とうとう、見えてきた。  「アメリ」という素晴らしい映画があったが、あれは舞台がモンマルトルだったっけ?  窓を開けると、こんな景色が待っているなんて・・・  階段を歩いてすれ違うだけで、恋がはじまるような予感が。

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ボンジュール(11)

 それで、3日目のパリの完全なる一日を追い求める。  最低でも、美術館に1つ行き、欲張りをたしなめ、(例えば、最初のデートであれも、これも要求できるだろうか、軽い興奮と次なる期待があれば、それでいいのではないか)それでも、最高に楽しみたいのも事実だ。  ポケットには、地下鉄のチケットが7枚残っており、地図もあり、あとは街に対する嗅覚もある。  こんな姿を多く目にする。地図に食い入る男性。その横で、呆れ顔で「頼りないな」という露骨な顔をして、ある種平然としている女性。恐いですね。  パリの朝は、特に冬は夜明けが遅い。(他の季節は知らないが)8:00でも全然、真っ暗。なので、夜が明ける頃を見計らって、地下鉄に乗る。出勤の人も大勢いる。今日は月曜日。(月曜日って美術館とかの、休館日が多いのでした)その中の一人です。  行き先は、凱旋門。  朝焼けだけど、もう9:30ぐらい。夜に芸術家の魔法の時間があり、朝はのんびりしているのだろう。  スタート地点を数種類、考えたが、まあここでしょう。  ここから、エッフェル塔に向かって、歩き出します。多分、街とか、道路の長さってこれぐらいという目測とともに。当たっていたり、見当はずれもあるのが、旅です。

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ボンジュール(10)

 2日目の午前中です。  モンサンミシェルの中に突入です。ここに来るのが長年の望みでした。  建築とは・・・人間の力とは・・・誰かに頼るということは・・・  雨がだいぶ強まって来ます。傘がひっくり返るぐらいにまで、その後風も加わりました。  この内部に入って来たときに、思いがけなくも心の奥から感動している自分がおりました。  この旅行時では、大きな感動が2つあったのですが、その一つです。  言葉として、「エリ・エリ・ラマ・サバクタニ」訳は、「わたしの神、わたしの神、なぜあなたは、わたしをお見捨てになったのですか」というキリストさんの言葉があります。  そんな感じをぼくも少なからず受けました。  まあ、神を必要とする人がいたり(定義1)、必要としない人がいたり(定義2)、必要としていたのに、必要としなくなったりする人がいたり(定義3)、必要としていないのに、必要になったりする人がいたり(定義4)、多くの修道士がここで、過去に住んでいた事実を知れば、そうした影響がこころにもいくらか関わってくるのでしょうかね。  そういうことを商売に絡める人が、現世では一番利益を上げるのかもしれませんね。  スピリチュアルなんとか、とか、とか・・・  しばし、浮世のしがらみを忘れ、精神的なことも考え、ここを後にします。  しかし、この途中に参道のような街路があり、名物らしいオムレツとワイン2杯と、浮世の友人へのお土産と、(ユ…

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ボンジュール(9)

 同じ日の昼。一日目。まだ、現地の人と多くは会話していないが、フランス語というのは難しい。理解不可能です。  ただ、店に入るときは「ボンジュール」と。日本では、普通、無言ですよね。この辺は、イタリア人の気楽さで、「ヴォンジョールノ」でなれました。  「ア・カップ・オブ・コーヒー」も通じなかった。ただ、「カフェ」と言えば通じましたが。数字の1が「アン」で、なぜか、イタリア語の「ウノ」と言ってしまった。  と、また風景。  デコレーション・ケーキのような建物という表現が合っているのでしょうね。  そして、フランス的な通り。  先日、「ムーラン・ルージュ」という映画を再見いたしまして、ニコール・キッドマンさんの美しさと、新しく知ったパリの魅力に酔い痴れました。

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ボンジュール(8)

 カキは食べたし、懐寒し。    石川島 啄木    ここまで来たので中るの覚悟で、食べたいけど、明日はノルマンディー(シェルブールという標識にちょっと感動)という港町の方面に行くので、そこでも良いか、と考えていた。城を見た後の一日目の昼食のあと。  結局、チャンスというのはその場の勢いということなので、それ以降、見事にカキの姿にぶつかりませんでした。残念。  で、やっぱり風景と建物。  昼に500m(なぜか250単位)のワインを飲み、けっこう良い感じになっています。  ワイン、味噌汁説というのが持論で、あれは酒なんかじゃなく、食事の一種類なのだと思う。といっても、いつも泥酔寸前まで行くんですが、ここの定番ワイン(ハウスワイン)は、お袋の味のような、がっしりした感じがあります。13~4%より、もっと濃い感じもしますが、能書きより、生活感の染み出た味です。  ワインとジャズが好きだというと、偏見ある人は、高慢ぶってと思うかもしれませんが、それもこれもジャーナリズムが悪いのでしょうね。

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ボンジュール(7)

 とびとびの情報ですいません。  2日目のモンサンミシェル観光のあとは、パリに戻り、7時頃から自由です。雨がだいぶ、降ってきたのですが、地下鉄のチケットを買い、(ア・フュー・チケット? ファイブ メイビー シックス?)回数券が何枚つづりか分からないもので、訊いたのですが「テン?」と向こうが言ってくれたので買って、車内の人です。  バーンと凱旋門です。  地下鉄の駅の出口がたくさんあるのですが、人ごみに紛れ出てくると、目の前にこの異様な建造物にぶつかります。  後ろを振り向くとシャンゼリゼ通りです。あの陳腐だが、素敵な曲を口ずさみたくなります。  12月になると、こういうライトアップが華やかになるのでしょうね。  この地下鉄が、とても便利で(10数本が、見事にいい感じに交差している)東京の迷宮のようなものに乗りなれれば、とてもイージーに楽しめます。

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ボンジュール(6)

 これが、10年ぐらい見ることを待ち望んでいた、モンサンミシェルです。  2日目の10時ころ、ここを通過しました。快晴が良かったですけど、けっこう嵐っぽくなり、こうなることも薄々感じていたのですが、やっぱりなという脱力感と安心感もありました。  でも、実在していて良かったです。  次は、サグラダ・ファミリアが実在しているか、検証する必要があります。

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ボンジュール(5)

 ロワール川というところの川べりの道を走っています。  大きな貨物の船舶の往来が制限されているらしく、昔ながらの優雅な風景です。  町を美しくみせるのは、やっぱり川かなと思います。  アンボワーズ城です。逆光です。  この城には、血なまぐさい話がオンパレードで情報は割愛します。この付近にレオナルド・ダ・ヴィンチさんが眠っています。詳しくは、検索ちゃんで。

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ボンジュール(4)

 で、シャンボール城をあとにする。といっても、外に出ても広い敷地が待っている。  大きな運河もあり、のどかな風景が広がっている。  自分の所有している土地など、この地球上にどこにもないが、現在は、ぼくの足の裏には確かな所有感があります。  開いていないところもあるが、小さなショップが並んでいる。観光客の常として、ひやかしてもみたいが、自然と財布も緩みがちなので、いくらか節制気味。

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ボンジュール(3)

 この城のまわりは、過去に狩りも行われていたので、いまでも動物(いのしし等)が生息しており、ヨーロッパ1の森林公園だそう。  山手線の内側ぐらいあるらしい。公園フェチの最高のご褒美。  だが、いまのところ城のなかに入るのが目的です。  気持ちは、フランス革命は必要だったのか? と考えたり。歴史は動かせない。  いまは、すべて役回りの問題だと思っています。  王様がいて、料理人がいて、毒味をする人がいたり。誰もがクロサワ映画の三船敏郎である訳じゃありません。脇役も必要です。  そして、時代が違えば入る資格もない東洋人が、この中を見ています。  クックしたものを王様に運ぶまでに冷めてしまうので、わざわざ近くの暖炉で温めなおしたというエピソードがあるほど、寒いです。  気分は、いくらか高貴になります。  しかし、肖像画の一人の王様は、一生の間、一度も風呂に入らなかったという豪快な逸話もありました。そこまで、人の視線を感じない器のでかさに憧れたりします。  でも子供のいのししの剥製のなんと可愛いことか。ちょっと盗みの誘惑にかかりました。

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旅行でのテレビ考

 フランスにいて、テレビを当然のようにつける。チャンネルをいじれば、スポーツ番組に行き当たる。ジダンの国だし、アンリの国だし、サッカーが多いのかな、との先入観でリモコンを握っている。  しかしだが、時期にもよるのだろうが、3大番組に主要な時間が取られている。  スキーとラリーと自転車。彼らの注目するのは、それらなのだろう。  そこで、大枠だが彼らの(視聴者は男性だろう?)好みの傾向が分かる。多少の困難と、スピード感への憧れがあるように思う。乗り越えられないほどではないが、しかし、危険や怪我などはいつも隣り合わせで、障害にぶち当たり、それを振り切るには、最後の勝利者になるのは、絶対的な速度への執着がありそうだ。  ここで、日本に思いを馳せる。正月の駅伝。高校野球。彼らが望むのはチーム・スピリットと協調性と、途中で挫折や失敗をする人が出てきても、それを温かく見守ることや、許容することが求められていることが分かる。  次のタスキを受け止めるために自分のスピードを遅らせることや、セカンドがどうでもよいゴロをエラーして試合に負けることがあっても、それより、三年間一緒のユニフォームを着られた喜びや同一性というある種のブランド感に酔っているのかもしれない。  民族とかで測ることに、なんの説得もないのかもしれないが、そんな気持ちでテレビの受用者になる。

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ボンジュール(2)

 パリの端の森のそばのホテルで目を覚まし、一路、城の方へ。  車を飛ばすと、直ぐ都会はなくなります。農業国だということを、まさしく実感します。日本の高速はいつまで走っても、群馬、栃木、茨城。どこもビルが多いような気がしますが。パリというのは、ほんの小さなものです。しかし、歴史価値は充分ですけど。  オルレアンというところを通り、ジャンヌ・ダルクの人生に思いを馳せ(そんなに知ってはいない。彼女の人生がどこかピンと来ない。)王の狩の場へ。  「狩と女性を愛する」と発した王様がいたらしく、城の名前はシャンボール城です。  そんなことを言ってみたいです。釣りとウイスキーを愛する。ウインドウズ98とソニー・ウォークマンを愛する。なんか、違う。時計と女性を愛する。こんな感じかね。  螺旋階段の設計は、ヴィンチ村のレオナルドさんらしい。  イタリアから、自分を売り込み「戦争に役立つ武器も作りますし、土木設計も上手いんですよ。それに多少、絵も描けるんですよ、旦那」というセリフを言ったらしく、後世の人は、薄笑いを浮かべた女性の肖像画の作者として、名前を覚えています。ルーブルにあるが、それを観ることは可能だったのか?  中にあるらせん階段は、途中ですれ違うことなく2つあるらしい。この人の頭の中の構造は、どうなっていることやら、覗いてみたいです。  近くで息を引き取ったらしく、その最後の場面の絵もありました。  うわさでは、モナリザに最後まで手を加え…

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ボンジュール(1)

 ざっと、あらすじ。  6日間の休みを捻出し、なんか遊んでばっかりだなぁ、と少しの反省はしているのだが、安いツアーもあることだし、一度の人生だし、「人間の不幸は、部屋の一室でじっとしていられないこと」だと、かのパスカル先生も言っていることだし、フランスに行ってきました。漢字だと仏です。ぼくは、まだまだ生命体ですけど、いつ、仏になっても・・・・  韓国映画に「ぼくの彼女を紹介します」というのがありますが、ぼくも一途に思い続けたローマ・イタリアを心苦しく振り、新しいセンスのある優雅でエレガントな知り合ったばかりの彼女(もちろん擬人化)に惹かれ始めました。しかし、あの素朴で、純真で家柄は良さそうなローマの良さも、こころの中に残ってはいるのですが。  フランス滞在は正味3日。  一日目は城めぐり。  二日目は、モンサンミシェル。(ほんとにあるのかね? 舞台の書き割じゃないの?)  三日目は、パリの地下鉄と地図とスニーカーぶるーすの旅です。  そんなこんなで、スタートは成田から。  ブリテッシュ・エアウェイズという飛行機に。なぜか愉快なロンドンのヒースロー空港により、それからパリへ。安い旅行は、大体、こんな感じになっている。  でも、ブラッド・メルドーとパット・メセニーの2枚目を聴き(持っていたかは失念)次にブラームスと三本の映画、ダイ・ハード4(こんなに不幸な人間を見たことがない)とエディット・ピアフの伝記映画(この映画の中で、字幕の英…

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