綾瀬・神田・アザーズ

 ざっと今週の胃袋の拾得物。  カツオ喰いたいな。  そんな気分で足立区の綾瀬駅前を歩いている。  だが、ここがあったので通りがかると、入れる(満員ではない)とのこと。はじに。  最初に来たのは、4年ぐらい前、もと上司と。初体験。  それから、数回のみ。  しかし、名店ですな。  時期のため、生ものはないとのこと。酒3杯。この前に3杯飲んでいたので、久々に吐きそうだった。  だが、吐かない。もう20年近く、そのような体験はない。  20人ぐらいの若者が、入れるかうかがっているが、君らの入る店は、駅前のチェーン店にしておきなさい。  そこで、大層飲みなさい。  数人で、来てね。  おじさんたちが、ただ静かに飲む。  また、いつか。  8月15日。  渋谷に行った。冷房が効いた美術館。    ロシア人。  レンブラントの模写からスタートして、人物画、政治的な意図がある絵画も。  後年、若者たちは絵画的な意味合いしかない絵画をのぞむ。  まあ、そういわれるとそうね。デザイン重視の絵画。  幾何学的模様。  だが、先生もしたレービンさんを尊敬するのはやめなかったとか。  王様なんか、やっぱり、いらないよね。例え、グレース・ケリーほどの美人でも。  政治的な意味というのは、民衆や農民にも力を行使できる機会を。  という単純なこと。  こういう意味…

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最高の一日とは?

 ずっと、完璧なる一日を探し求めている。  人生も終わりになり、臨終の場面。  孫に囲まれ(その前に、息子や娘を経由しなければならない運命)、訓示的なものをたれ、あの日のことを振り返る。  その一日。  世界一の最高の画家がいて、世界一の好きなピアニストがいる。  レンブラントとブラッド・メルドー。  ヤロン・ヘルマンにその座を奪われそうになっていたが、復帰。第二期黄金期樹立。    先ずは、ゆっくりと上野へ。  話題の絵画展。  フェルメールへの新鮮な興味など、もう過去のことだと思っていた。  しかし、この少女、さすがでした。  少女を探し、絵という平面に貼り付け、それを後世まで保存する。  で、もっと絵の前に立ち続けるのかと思っていたが、このあどけない純粋な視線がとても恥ずかしく、12歳の少年のように逃げ出してしまいました。  よく、しゃべれない男の子のように。  酔って、女性に絡むということを平気でしている43才のおっさんとは違います。純です。  チョーサクです。  レンブラントは、老人のしわさえも高貴なものにする。  この実力。  自画像や肖像画や、ある伝説の一場面も。  ルーベンスの「パトラッシュ、もう、ぼく、眠いんだよ」の元バージョンも。  で、1300円の前売りで購入済みでしたが、13,000円払っても観る価値がありました。  しかしね、メトロポ…

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ベルリンから立石

 前売り券を購入済み。  1300円。  宣伝も立地条件も良く、お客さんは通う。  ガイドの声は小雪さんとか。  聞いてみたいな、という欲望に揺れ動く。  でも、借りない。なぜなら、ぼくと絵画との真剣勝負だから。  その勝負は宮本武蔵と小次郎なのだ。  で、こういう商売を成立させちゃ、いかんぞ! というのが正直な感想。  まるで、倉庫から寄せ集めたガラクタを日本に貸しちゃえ。  ちょっとだけ、昔のスターも入れてね。  という感じ。  じゃあ、バブルのときの日本に戻って、あの高価な一枚を買うぐらいなら、そこそこのものを買い集めて(もちろん、目利きが必要)所蔵しちゃえば良かったのに。  日本のは美術館とは言わない。レンタル館。  倉敷とかは違うけど。  で、レンブラントの絵に1000円。  アルキメデスというひとの肖像画に300円。  ほかに小さな彫刻が良かった。  それだけ。お勧めしない。なんか、なめられたもんだぜ、というのが率直な感想。  しかし、いつもレンブラントは違う次元にいる。ぼくらとステージが違う。  なんなんだろう?  消化不良がありながらも、上野公園口に戻り、日暮里で京成線へ。  この日は、立石。  ぼくは隣町で大きくなった。  そのことを、自分に起きた幸福の一番目と今では考えている。  それでも、自分の価値がこの町に埋…

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渓斎 英泉描くところの美女

 人生が美女を捜し求めるところならば(勉強して、良い大学に入って、さあ公務員の世界へ! というのも確かにあるんだろうけどね。わしゃ、知らん)その途中で、ある絵師を知り、これまた確かに影響を与えてくれた。  目は、吊り上がり、鼻筋通り、口は小さめ。  それより全身像のときは、奇妙に身体、手首、脚が曲がる。  そして、いまにも画面から飛び出して、なにか一言いいそうでもある。  追い求めることが正しいならば、たどり着かないということも、これまた正しい。  で、こういう女性には遭わない。  遭わないことも必然的に正しい。  となりで壮絶なるいびきをかかれても・・・  展示している量が多かった。  でも、いちばん驚いたのが、鯉の滝登りの絵だったり。  美女は、どこにいったのか?  千葉のこの美術館の力の入れよう凄いですね。  恍惚として、いっしょのチケットで見られた、もうちょい近世になった時代の絵も。  小早川清というひとを知った。  時代は変わり、藤島さんが目に注目を浴びせたのだとか。  こちらを一心に見る。見透すような瞳。  浮世絵では、そういう視線とのぶつかりってないですね。  勢いに乗り、小岩で降り、立ち飲みで飲酒。  さよなら、レバ刺しという時代が来るのか?  闇レバ刺しの時代へ。  いまだに、浮世絵=春画という考えの方もいらっしゃるようで、そうい…

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6月のある一日

 13時ごろ家を出発。  金をおろして財布を満たす。  で、1時間後、恵比寿に到着。  軽く、缶ビール。  やはり、サッポロ。  人間は、人間と自然に対して、いかにむごいことをするかの確認。  年中行事。  サイの角を切り取り、アジアの裕福になったひとびとが煎じて、漢方薬てきに飲むのだとか。  そのために密漁が横行し、その前に角を切っちゃえ! という本末転倒的な考えで事前に角がなくなるサイ。  それから残った部分を抉り取るという無残な写真も。  まったくね、と、あきれて写真を見ていたら、後方からおばさんが、  「これが、ほんとの災難」という駄洒落を放った。  今日の殺意1。  今年のTシャツ。  気に入っているんだけど、新宿駅で電車を降りると、前から同じTシャツが・・・  鏡かと思ったぜ!  服がかぶるって一番、やっちゃいけないこと。  オセロならふたりで裏返るとこ。  写真展は、少女のうちに結婚され、6才の女の子が夜、夫に探され、いつも、こわくて隠れていたという説明が。  おばさんが好きでよかったと安堵する自分。  バカバカしい世の中。  山手線を半周ほどして、上野へ。  バラを絵画でも。  うん、素晴らしい。  前に文化村で見た。  バラ戦争とかアヘン戦争とか、きちんと把握していない。  いずれ、脳の容量が空…

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未知なる無知なる無恥

 曾我蕭白というひとがむかし、おったんだったとさ。  200年ぐらい前ね。  最近、見に行った上野でのボストン「泥棒」美術館での作品を知り、興味を持つに至る。  大英博物館も植民地の多さを物語るものでしょう。  レッドソックスにその見返りの金額を西武のもとに払わせてやったけど。  おあいこ。  で、千葉中央という所に出向き、かなりの作品を見る。  200年以上も前の劣化したものとはならず、昨日、出来上がったような新鮮さと斬新さ。  なぜ、自分は知らなかったのか?  無知という無恥の状態にとどまっていたのか?  でも、知った。  良いスタートが切れた。  しかし、牛は見事なまでにリアルな牛。  うなぎやナマズも。  酔って、指だけを使って描くという行為も。  天才はその場のアドリブで自分の才能を披露する。  それから、駅まで歩く。  JRの千葉から船橋に戻り、待ち合わせをして飲酒。  居酒屋の妖精のおかげか、いつもは、混雑している店内だが、ぽっかりと空席が・・・  そのままいつものつまみやお酒でエンジンがかかる。  しかし、雨ばかり。  次の店に移る。  新し目のワイン・バー。  白ワインをボトルで。  あとは、こんな皿。  翌朝の今日。  日頃の疲れがどっと出て、スタートが遅い。

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美術館入場料の価格

 久々に、美術館に入ったときと出たときとでは、違う人間になってしまったという錯覚を抱かせてくれた六本木。  それは、次元の高い仕事を見せられた衝動なのか?  頭が、うまく働かない。  で、入場料の徴収はいかほどが、正規に相応しいのか?  それで、お見積書を作成。  どこにも、頼まれていないのに。  1)レンブラント 「老婦人の肖像」  違いますな、天才は。  このひとと、ぼくらの見ているものは、対象が人間だけでも全然、違うのかも。  素晴らしすぎる。で、いままで、こんな作品があるとも知らなかった。  1,300円  2)エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン 「自画像」  才気溢れる自分の肖像。  「わたし、馬鹿だけど、なんとなく舌足らずで、可愛いでしょう!」  というタイプの女性が大の苦手。  才気しか信じていない。  で、理想郷のような表情。「わたし、なんてったって、賢いもん」  500円也。  3)ジュール・ルフェーブル 「洞窟のマグダラのマリア」  この曲線。  以前、このブログに写真を載せた。  本物がここにあるとも知らなかった。  500円也。  4)マティス 「少女とチューリップ」  このブラウスのとても美しい緑色。  カラーがある世の中。  500円。  で、計2,800円と税で、お値打ちは、2,940円…

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セント・ヴィクトワール山の絵描きおじさん

 レッツ・プレイ・セザンヌ!  らしきことを、ゴーギャンは言ったとか。  まるで、野球少年が「野球をしよう!」と言わずに、「長嶋」や「掛布の真似しよう」と3番や31番のユニフォームを着たがるように。  展覧会は素晴らしく、「アーリー・デイズ」とか「風景」とか「人体」とかに分類されて展示。  りんごだけでパリを驚かすのだ、との誰かのエッセーのこのひとの言葉が載っていた。  それで、ただ単純におどろいた。  テーブルの上にある瓶やりんごや卵だけで。  で、チャーリー・パーカー後のサックス奏者が否応なく影響下に置かれるように、(アート・ペッパーはいないように思える)その後追い世代は、天才というものの足裏に蹂躙されるのでした。  良くも悪くも・・・  中央線で使っていない駅が、「代々木」と「水道橋」なので遠回りして、代々木で降り、大江戸線で六本木へ。  尊徳さんのお出迎え。  ひとりで歩いていると、最近は居酒屋の妖精が必ず、現れる。  「頻繁すぎない?」  「迷惑?」  「でも、ないけど・・・」  「あなたが飲みに行かないから、下調べもなく、暇を持て余している」  「その間、なにしてるの?」  「食べログを読んだり、嘘の情報を書き込んだり」  「ほんと?」  「うそ。あなたは私がいるから食べログは必要じゃない」  「そうですね」  「この路線…

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ボストン美術館 日本美術の至宝

 あれ? オレの女じゃなかったの?  と、日本のむかしの美術は毛むくじゃらの白い腕に抱かれている。  例え。  でも、保管と分類は、向いているひとがどこかで好きでやるべき。  両国にある警察署で、指紋と写真を撮られてから、薄暗い裸電球の下でカツ丼を頂戴し(ただの免許更新)御徒町へ。  まずは、金券ショップ。  それから、上野の公園の奥のほうまで歩く。  池の辺りが、変わってしまった。  まあ、カフェって、そんなにいいもんかしら?  で、入場。  修学旅行で上野に来る身分じゃなくて良かったとささやかなプライドで安堵し、制服姿の男女を眺めます。  エスカレーターで上階へ移動し、なかへ。  やばい、2、3点をみただけで、凄そうな予感と実感。  で、これが当たった。  鎌倉時代の彫刻も良かった。  スペインというのが京都なら、鎌倉というか関東は南米のインディオ。  そこで、インディペンダントが成立するのだ。  拍手喝采。  代表は、源さんの長男と、北条家。  弟、戦争の才能があるが、スペイン人にちやほやされ、兄やきもき。  インディオなりの美学があるでしょうと。  ひとつの彫刻を見て、そうした地に足が着いた生活というのが鎌倉時代に成立するのだ、という理解。  自分の理解。  長い絵巻を見て、なかなか進まないのでショートカット。 …

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美術メモ

 数日後の自分のためのメモ。  もし、生まれ変わったら、サッカー選手か画家になろう! 2012年3月28日(水)~6月11日(月)  セザンヌ―パリとプロヴァンス 2012年4月25日(水)~7月16日(月・祝)  大エルミタージュ美術館展 2012年6月13日(水)~9月17日(月・祝日)  ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年 2012年6月30日~ 2012年9月17日    「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」 2012年6月6日(水) ~ 6月25日(月)  ルドゥーテの「バラ図譜」展 2012年6月9日 ( 土 ) ~ 8月5日 ( 日 )  世界報道写真展2012 2012年4月28日(土)~6月24日(日)    近代洋画の開拓者 高橋由一 2012年4月10日(火)~ 5月20日(日)  蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち  上野の博物館でボストン美術館の所蔵のこのひと、凄かったぞ! 2012年5月29日(火)~7月8日(日)  浮世絵師 溪斎英泉  やばい、一財産が、これだけで消える。

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ロベール・ドアノー展

 3月の最後の休みは、定期券外(圏外)で恵比寿に。  写真展を見るため。  懐が、あまり良い状態ではなくても、生きる糧ですからね。  自分の好きなものが、ずっと4つに限られている。  1)本を読むこと。  物語を生み出すひとって、凄くない?  2)古い音楽を聴くこと。  いまは、ホセ・フェリシアーノなんて、誰も見向きもしないひとを聴いています。  3)映画をせっせと見ること。  レンタルDVD・ネット版で地元では借りられないレアなものに手を出している。  昨夜は、フランソワ・オゾンの「スイミング・プール」を見ました。  思いがけなく、貴重な時間がもてた。  でも、最後、「どういうこと?」  という疑問も。  自分の脳もいささか古びます。  で、4つめの写真や美術作品を見ることにつながります。  この写真家が生誕100年なのだとか。  うちに飾っている写真も、このひとの以前の写真展で買ったものらしい。  校庭で、子どもたちが愉快そうに遊んでいる一枚。  情報をいろいろなところで入手。  なに、4月の半ばに、日本橋の三越で1週間ぐらいだけ別の写真家の展覧会もあるのね。  え、5月になれば、千葉で「渓斎 英泉」を展示するのね。  浮世絵なんぞ、このひとがいなかったら見向きもしなかった。  あでっぽい、ちょっと生意気そうな女性。  新宿の地…

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ジャクソン・ポロ・ポロック展

 休みぐらい 晴れておくれよ 竹橋で  食い意地を 張って袖摺れ 床の皿  床に置いたキャンバスに絵を描く(絵の具を落とす)ひとの姿を見て、最終的に、落とした皿を屈んで拾っていただく店員さんの姿を目にする一日であったのだ。  むかし、このひとを題材にした映画を見た。  2003年ということなので、34歳。  現物に触れる機会はあまり来なかったけど、いま、竹橋でまとめて見られるので、久々に友人と会い、そこで合流し入場。 http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD4089/index.html  絵と思うからいけないのであって、「書」だと思えば、すんなり理解が行く。  最後のほうは、棟方志功ですらあった。  でも、もっと根源的な記憶があるなと思っていたら、オーネット・コールマンのその名も「フリー・ジャズ」のジャケットに出てたんや。  しっちゃかめっちゃかな音楽。  2つのバンドが、それぞれ演奏したのを録音。  あり?  で、見終わり、2階の原さんというひとのデザインが、何の知識ももたないため良かった。  「ベン・シャーン」というひとの絵と彼の装飾されたデザインがマッチしていた。  それから、御茶ノ水を歩く。  レコード屋さんに入る。  相変わらず、コレクターは棚をまさぐり、その後姿を浅ましく感じる。  居酒屋可愛い店員を発掘したい…

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あなたは麗子さん!

 それで、絵画展のポスターを見てしまったので、天王寺(どこら辺だっけ? あ、動物園)まで乗り、大阪市美術館へ。  ほんまに、ポーズじゃなく絵画が好き。  数年前に、浦和の方で(レッズが優勝した年。あの弱かったレッズが・・・)まとまった絵を見たが、それ以上の結果。  それより、今年一番の展覧会。  まさか、それが大阪で見るとはね。  このひとの短い人生の後期、一時期、南禅寺に住んでいたとか。  あれ、昨日、行ったじゃん。  こうして、人生は点と点を結び合わせる作業なのだ。  ちなみに、谷崎潤一郎さんも京都で住んだのは、南禅寺近くなのだとか。  この辺、文化っぽい匂いがしますもんね。  その前に、菊を堪能。  どういう形状だろう。  なんか、茶色っぽいのが難しいと、となりでおじさんが熱弁していた。  おじさんが、おじさんを認識する。  今朝、見た夢は、「あんたの寿命は55だよ。原因は分かってるよね?」  という不思議な内容。  原因は、分かっているよ。言われるまでもないよ。  「あと、13年ですか?」と、それでも、ささやかな抵抗。  えっ。もう直ぐじゃん。  花みたいな自分の命。それでも、端整に仕上げましょう。  国立美術館でも安く、所蔵品が飾られているとか、ちょっと、揺れるこころ。  見ようかな、時間があれば、おやつとしての酒も飲まない…

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ゴヤ展からのIZT48

 2011年11月18日 ゴヤ展を観る。  職場を早目に出て、瓶ビールを急いでひっかける。  炭酸で満腹。  油絵はさすがです。  自画像も素晴らしいし、権力者の画家でありながらも、これっぽっちも尊敬していないことが分かる。  1868年スペインに革命が起こったそうで、プラドの経営母体も変わるとのこと。  とくにアブランテス公爵夫人という肖像画が素晴らしかった。  絵にそのひとの自信なさげな一面がありそうな性格まで読み取れる。  常設展の一枚をもう一度見たく、小走りに。  「マリー・ガブリエル・カペ」  その後、上野で軽く一杯。  この店、以前、ある少女とも呼べそうな子と来た。  生きるって、思い出の痕跡を残すこと。  日本酒が2杯になった。  で、つづいて京成線に乗車。  美術作品のあとは、わたしのマハを見つける旅路。  つまりは、居酒屋店員のかわいい子(年齢の上限は?)48人を探す旅。  念願のIZT48結成。  ライフズ・ワーク。  一人目は、立石にいた。  友人は、今年のうまかったつまみを追い駆ける旅(再食)を検討しているそうである。  旨いものを探すのも好きだが(居酒屋の妖精が確かに見えて勝手に見つけてくれる)、外見の美(ギリシャ彫刻的な意)を探すのも好きだ。  店内には混雑があり、猥雑さがあり、酔った視線があり、客あしらいのうまさがある。そ…

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松岡 映丘

 練馬を越えて、中村橋というところへ。  練馬とか、杉並とかに疎い。  つまりは、東側の人間。  前に、佐伯祐三という画家の展覧会に来たような気もしたが、それをネットで調べると2005年のこと。  それ以来。  多分。  日本の画家にも興味が湧いてきた。  スティーブ・ジョブズもサムソンも知らなかった世界。  それも、ありかも。  ちなみに、この画家、柳田国男さんの弟とか。  8人の男兄弟の末っ子。  たまに男の子を3人引き連れている親がいると、興味が湧く。  家まで着いていって、そのやんちゃさと、食事の量なんかをリサーチしたくなる。  で、昨日まで知らなかった画家なので、先入観もあまりなし。  それで、衝撃を受けることになる。  なんや、「伊香保の沼」という作品。  凄すぎるぞ!  女性が、ひとりで生き抜く孤独みたいなものがあるぞ。  むかし、「ランドリー」という映画を見た。  その中で演じていた小雪さんの孤独感を思い出す。  あの映画、良かったな。  この絵画を500円で楽しめた自分の幸せ。  で、ちょっと、ぼうっとなり、缶ビールを飲み、練馬まで徒歩。  途中、ウェイン・ショーターのブルーノート時代の未発表CDが500円で売っているのを購入し、また歩く。  現代の発掘者は、エジプトを掘らなくても、NYの倉庫の音源を発掘す…

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世界遺産 ヴェネツィア展

 両国に行くも、いちばんの驚きは「えっ、ゴヤ来るの!」というもの。  えっ、来るの?  プラドの早朝、着衣のマハと裸のマハが左右に並べられている一室にひとりで居たこと。  幸運を持っているとしたら、あそこで全部つかった。  その数十秒、いや、数分、わたしは幸福だった。  「ベラスケスの黒の相手はまだピンクです。ゴヤの黒の相手は赤がつとめましょう? 黒と赤などは一ミリの何万分の一のたゆみがあってもめちゃくちゃになってしまうものです。それをなぜゴヤの芸術だけが黒を神聖色にすることができたか、そこのところを出かけて行って見確かめたいんです」  司馬さんが考えたこと5  401ページ。  ある画家の言葉が載っていた。  そう。  ぼくがまだ2歳の頃に来たらしい。  そのときの興奮の言葉。  遠いスペインでみたから興奮したのか。  今回、見定めたいと思います。  堀田善衛さんの力作のゴヤの評伝も素晴らしい。  で、ベニス。  イタリアはブーツ型。  男性か、女性か。  つま先にサッカーボール(シチリア)がある。  ので、男性。  でも、なでしこもサッカーをする。  足の付け根に(ヴェネツィアの変名)がある。  うん、下ネタ。  昔、行った。  とても楽しかった。  それだけで、我が人生も成功。  あそこは広間であるのだ、と…

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モダン・アート,アメリカン

 地下鉄に乗って乃木坂へ。  アメリカの美術。  印象派ほど、ひとが入らない。  そして、目にする風景も違うので、題材も変わる。  誰も、摩天楼なんて知らなかった前・前・世紀のひと。  ニューヨークやハーレムの町の美しい描写。  そして、野球。  野球も絵になるんだ。  緑の芝生に白い線。  9人対9人。  アメリカ人の気質なのか過剰なまでのロマンチシズムなんぞ、ありません。  もっと事務的に描いているようです。  目に見えるものが正しい、とでも。  それゆえにアメリカ映画は、大衆を味方につけ、フランス映画は下火になります。  そんなんで、プッチーニなんていう大盛りのロマンが入った音楽もありません。  好き嫌いの問題だし、また、日や時間によっても好みは変わります。  夜、眠る寸前にオペラのクライマックスが聴きたいわけでもない。  ビル・エバンスとジム・ホールの地味すぎるアルバムで良し。  出て、表参道の方に行くか、青山か、晴れていれば、もっと早目にでて新宿御苑まで行きたかったが、曇り空の夕方は見慣れた景色を求めます。  その前に、小道で缶ビール。  夕焼けがあり。  照明がつく時間です。  ミッドタウン前の、材木泥棒発見。  「風呂でも、沸かすか!」  勤勉なる人間。  経済立て直し。 …

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傷ついた街 レオ・ルビンファイン

 あれから、5ヶ月が経った。  そして、あれから9年と11ヶ月が経過した。  もう戻れない街への郷愁として、不安げな顔のひとびとをカメラマンは撮る。  竹橋へ到着。  トレード・センターのビルが崩落する場面を見たのは、32歳。  もう世界の終わりに突入したのだ。  嘘でした。  シュワルツネッガーがこれから活躍する前のネタフリです、と、テレビのテロップが流れてくれたら、どんなに良かっただろう。  堀は、にごっている。  マドリッドやロンドンや東京で、不安げな顔を写す。  顔に興味のある自分は、この斬新さに驚いています。  もっと、あればいいのにな、と思うも飾られているのは、30数点ぐらい。  420円では、大満足。  では、散歩に突入。  花がきれいに咲いている。  南国のような陽気になった東京。  花や鳥などの生息にも関係してくるのだろうか?  科学の力。  大山さん。  品川さんの横にいる。  維新のときの誰が好きなのだろう?  勝海舟を春風亭 昇太さんあたりが演じたら、大河ドラマも見たいなと乱暴なことを考える。  金八先生じゃね。  ひまわりの生産者の集いなんかがあるのか、みな、ひまわりを持って歩いている武道館前。  ま、いつものように嘘です。  癌克服のバンドマンがコンサートをするそうで…

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そごう美術館からの伊勢佐木町

 ずっと観たかった絵が一枚ある。  4年ぐらい前に、御成門の東京美術倶楽部というところまで足を運んだが、混雑していたので帰ってしまい、それ以来再会することはなかった。  だが、横浜でまとめた作品を鑑賞可能なので出向くことにした。  この背中。  本来は、箱根のポーラ美術館が所蔵しているそう。  素晴らしかった。両画家とも違いや成長が分かる。  その違いはパリへの留学の時期の違いとも大いに関係があるそうだ。  それはセザンヌ以降か前かということ。簡素な線のタッチ。  堪能して、デパートを早目に退散。  デパートって、こんなにいい匂いがするの?  化粧品売り場の横で、一生怠惰に本でも読んで、きれいなお姉さんをチラリと見て、今後、暮らしたい。  橋ができてた。  じゃあ、みなとみらいまで歩いちゃう?  という何の計算もなさ。  日産のショールームでは、白猫ちゃんがお出迎え。  トヨタ2000GTが見たいな、と、思うも会社が違かった。  現代の車。  ショールームのなかで働いている女性たちも、きれいざんす。  このようにピッカピカ。  面接やオーディションなんか大変なんやろね。  そういう選抜の機会にめぐまれなかった自分の容姿。  ま、ひとそれぞれです。  マリノスの一員にでも、今後なれたら合コンぐらいは、してくれるのやろか。 …

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これも毎年恒例

 家で、過去の写真展や美術展を復習して、「あれっ、なんか忘れてへん?」と思って、「やばい、もう1年ぐらい過ぎてしもうた」と、早めにダッシュ。  報道写真展の今年分。  人間は、人間にいかに過酷なことをするか。  自然もいかに無防備な人間を苦しめるのか。  それを、思っただけで大満足。  それでも、希望という酒のグラスを見つける自分。  今回は、3月11日の写真の数々もあった。  文字より、ある面では強い写真。  朝日新聞やロイターのひとの報道写真も。  そこは、演出より、現実の力。  仕事で、日本中の建物を管理している。  いまのところ。  福島のひとと電話で話し、ぼくらの雑な仕事振りを怒鳴られる。  放射能や、無茶な注文を浴びながら、きっちりと仕事をしてくれているので、頭が下がりっぱなし。  それで、週末の雨とか大丈夫でした?  と、愛想を使い、なんとかなだめる。  ひとの失敗のために怒鳴られるのなんて、なんでもない。  人間なんて、コミュニケーション力8割で、あとの2割はユーモアです。  最後には、意気投合して、電話を終える。  誰も、憎しみのために生きているわけでもないのだ。  報道写真なので、サッカーの世界大会も。  オランダのユニフォームのオレンジって、見事ですね。  また、来年も。  もう少し、ましな世界に生存している…

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京橋辺り

 二重橋前で下車。  日曜の夕刻前。  東京駅方面に歩く。  東京国際フォーラムを越え、ガードも潜り抜ける。  もと、土佐藩の屋敷はこの辺にあったとか。  榎本さんの銅像が鐘淵あたりにあることを知り、見たくなった。  山内容堂さんのお墓も東京のどこかにあるらしく、〈鮫洲?〉行ってみるのも良いかも・・・  近くに剣術を習える場所があって、竜馬さんも行ったのでしょう。  実際は、これを見るため。  左に折れ、中へ。  静かだな、と思っていたら、バスツアーの観光スケジュールに加わっていたのか、大量のひとが。  それで、こころを閉ざしました。  しかし、女性の肖像画(女のひとの顔にずっと興味がある)と、少女ふたりとあと数点、いいものがありました。  だけど、この「わだつみのなんとか」という絵の照明のあて方が素人みたいで、見たい立場で反射して台無しにしてました。  これは、両脇にスポットをあて、その浮かび上がる光のなかで見るべきでしょう。  残念。  美術史家の矢代 幸雄さんという方が書いた文章が1ページだけショーケースのなかにありました。  画家の絵に接した感動が美しい文章でつづられ、それを全文読みたくなりました。  ひとが空いて、もう1周しましたが、こころのザワザワ感が消えず、なんだか消化不良です。  で、外へ。  銀座方面へ歩く。 …

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素朴

 美術作品ばかり見ている。  自分の記憶を心配し、「あとで、これやろう!」ということを、もう覚えていられない。  さらに、せっかちが加算され、次々と。  用賀にある美術館が改築なのか、借り出されている作品を、多分、展示。  良い面。  普段は、別の仕事できちんと収入を得て、(基本的に貧しいみたい)その合間に、絵画を描く。  悪い面。  もちろん、ぼくにとって。  基本、ルールをないがしろにするくせに、ルールに縛られたいという面もあるので、間違った遠近法に自分の脳が抵抗を示す。  だが、思った通りを描けばいいのだ。  バスキアを生で観られたので、それでOK。 http://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%82%A2&hl=ja&prmd=ivns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=Sn0rTreKMenqmAXA0fW5Dw&ved=0CDcQsAQ&biw=1259&bih=609  庭には、花が。  ユリなんですかね?  彼岸花系なんでしょうかね。  まだ、そんな時期でもないけど。  となりの公園には薔薇が。  ここ、なんかスピリチュアルないい場所だ。  あまり、ひともいなく。  東郷さんの字。  とかいいながら、…

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WNG展 しかしGOOD展

 休みの昼間に行けば、そう混まないんでしょう。  ということで乃木坂へ。  ちょっと前に新聞で(新聞不要論でネットで充分だが、昼食時に)ゴッホの自画像の一枚は、弟テオの肖像画であった。  と、オランダの学芸員だかが、発表していた。  そのことに意味があるのか?  それで、評価が変わるのか?  と、ご飯を口に運びながら悩んだ。  そのゴッホ。  なんだかんだ、印象派から抜け切れない自分。  いくつか見た印象があるので、過去にどっかでこの美術館の一部が日本に来たのだろうか?  すべて、忘却の彼方。  3、4枚を選ぶとすれば、  1)ルノワールのポンヌフ辺りの情景。  光と、強い光線による影がもう見事です。  初めてパリを歩いたときを思い出す。  あれは、もう4年前。  2)赤いチョッキを着た少年。 セザンヌ。  スケッチの自画像も上手過ぎる。  3)ゴッホの緑色の背景を持つ薔薇。  あんなに美しい黄緑色って、この世界にないような。  絵画が取捨選択ならば(どこで切り取ろう)この汽車を描かない駅(蒸気のみ)も素晴らしい。  少し、肌寒かったが、日も照ってきたので、ミッドタウン方面へ。  そう、遠くない場所で働いているが、帰るには反対方面なので、あまり来ない。  教会と、ミッドタウンのビル。  こんなところに普通の一軒家があ…

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橋口五葉展

 展覧会を見るため、京成線で千葉中央まで。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%8B%E5%8F%A3%E4%BA%94%E8%91%89  このひとを知るきっかけは、昨年の5月、稲毛の方にある植物園で千葉の季刊誌を読んでいて、化粧をする女を発見。  いつか、詳しく知る必要があると思っていたが、展覧会を開く情報を得て、千葉へ。  昨夜の飲みすぎで、胃が空腹を告げなかったが、2時ちょっと前の待ち合わせに、軽くパンでもと1個買ったら、同時に銀紙を食べてしまい、悲鳴をあげる。  で、ビールで消毒。  待ち合わせに数分遅れ、到着。  汗もひかないまま中へ。  初期の美術学生時代の無個性から(それでも上手い)、歴史を題材にしたロマン的な絵を描き、(当時の流行なんでしょうかね天平もの)、漱石先生の装丁などをして、後期(41歳没、ああ)の美人画のようなものに変貌。  女性の美しさを見事に再現。  女は無口な方がいい。  いや、才気溢れるおしゃべりなひとがいい。  昨日、世界と抱擁した自分。  女性への賛歌を。  8階と7階のフロアに分かれ、最後は所蔵品であるドローイングやスケッチのようなものを。  なかでも、遠藤健郎さんというひとのタッチに感動。  いや、これも新たな発見。 http://www.chal.jp/culture/muse…

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6月25日浅草周辺

 浅草で飲み会があり、その前に両国で美術展でもということで誘われ、12時到着。  事前情報や予備知識(先入観)なしなので、軽く衝撃を受けました。  棟方志功さんを知ったときと似ています。  自分の世界をもつこと。  それが大切なのです。  で、裏にある庭園。  静かな場所です。  大きいですね。  で、あざとい。  駒方橋のたもとから。  きれいなアーチ。  橋を見つめる少女。  先ずは、角打ちで喉を潤してから。  もう一軒、探します。  ここばっかり。  14時半ぐらい。  日本酒の酒場があった。  1合600円。  リストの中から選んだ福井のお酒を飲む。  理由は、自分たちの良さをいちばんアピールしなさそうに思えるから。  で、粘度もあり、適度に丸く、旨かった。  メインは、神谷バーの2階で。  みな、1杯ひっかけたみたいで、最初から乱調です。  ひとりが、ドタキャンしたので、急遽、酒飲みを探して連絡をとり、合流。  わが町のとなりの住人。  3時から3時間ぐらい飲み、夕刻。  ここらで、切り上げて、個人で飲むべきだったのだが、1時間だけカラオケということになり、まあ、1時間ならいいか、ということで結局、4時間。  立石に行って、ゆ…

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さらば5月

 5月の最後の週末。  やはり、雨。  それで、屋外はやめて、2つの写真展。  新橋から鉄道記念館みたいなところに行き、警察の写真班のひとが残した写真の数々。  仕事として撮っているので、意図としての芸術ではないが、記録という大前提を超越した作品です。  雪の浅草六区や、11年のクーデターの事件の雪の情景など、まさに芸術でした。  あの頃のライカで残した写真って、それだけで、雰囲気といい見事な映像の1ページとしての記録です。  ちょっと、枚数が足りないので、物足りないですが、こういう職業もありということは理解できます。  期間が延長したので見る価値ありです。  つづいて、恵比寿。  ま、ここまで来て飲まない訳には、いかないでしょう。  記念館。  ライトとカメラの兼ね合いで、きれいに写る。  それで、満足。  400円のコインを一度に2枚買う。  飲み終えれば、新しいビールを貰う。  なんだかんだ言って、この場で飲むグラス内のクリーミーさは一番です。  その後、隣接している写真展へ。  1968年のチェコ。  激動の時代。  これを見て、何物にも止められない表現力というものを感じました。  焦点とのピントも合わず、道路とも水平(平衡)の写真も撮らず、だが、ただフレーミングは見事です。  こうい…

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写楽

 フランス語。  今日、ライブ盤を聴いてたら、「エァルビン・アンコック」と、ハービー・ハンコックを紹介していた。  シャハク。  5月6日の連休の狭間の有給。  根津から、言問通りを歩く。  博物館動物園駅跡。  少年時代は、まだこの駅が機能していて、動物園の遠足には、上野と日暮里の間のこの駅で降りた。  ある日、閉鎖され、それは少年時代の終焉でもあった。  うん、いい通りですね。  金券ショップでチケットを買うつもりが、普通に前に到着してしまった。  わずか、10ヶ月、それも最初の大首絵のインパクトで颯爽と登場し、歴史に消えます。  展覧会てきには、美人の顔が好きな自分は、歌麿の美女に感嘆します。  ビートルズも10年未満の活動で、揺ぎ無いインパクトを残したのと同様です。  これは、いったい、どういうことなのだろう?  ざっと廻り、となりの国宝の仏像なんかに、心底、驚嘆しました。  凄すぎる。  誰?  海の生き物。  地上の生き物。  この後、上野の安い酒場で酔い、ラーメンなんか食って、家に戻ります。  「どうだった? 写楽」  と、職場で訊かれ、「歌麿と、ついでに、となりの博物館に行った方がいいですよ」と、回答しました。  しかし、あるひと(写楽)の系統だった作品を見るのに、適した満…

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つつじからの絵画の王様からのホルモン焼き

 4月30日。  朝、電話あり。  本郷三丁目でうまそうなホルモン屋があるとのこと。  そこをゴールに設定し、逆算。  レンブラントも。  じゃあ、その前に根津神社でも行っとくかと。  みな、遠くまで観光に行くことをやめたのか、大混雑。  駅から、そこまで人混みです。  でも、なかに入らないわけには行かない。  途中、さまざまなにわか商店が。  うん、悪くない。  勝手に撮って、勝手にトリミング。  若さって、素晴らしい。  あまりにもひとの多さに中から見るのを辞めてしまい、そそくさと出ます。  湯島の方から、上野に向かいます。  漱石先生や森鴎外のことなんかのことを考えます。  あの、日本をどういう国家にするかの判断を求められた時代のことにも思いを馳せます。  なんか、情緒がありますね。  アメ横で友人と待ち合わせ、一先ず乾杯。  千円ずつ出せば、2杯のアルコールといくつかのつまみが。  多分、ぼくが考える絵画の天才のふたり。  ゴッホとレンブラント。  彼らは執拗に自画像を描く。  それは、自分自身を追及する作業のようだ。  「いったい、自分って何なの? 多少の絵画を描く才能を与えられてしまったけど、それを最大に有効活用する方法は?」と、問いかけているよう。  ちなみに、誰よ…

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2月27日(日)家賃収納

 日曜は、アートへ。  そんなに、混まないんだろう? と甘く見てたら、意外と満員。  ほんとに、お前ら、アートなんか分かるの?  という疑い気味の気持ち。  ところが、自分が分かっていない。  作者の側が形状に捕われるな、と、考えていたら、見るほうがその不可思議な形状に拘泥するようになる。  では、潔く、アートの形を無視します。  そうすると、ジョアン・ミロの水色は例えようもなく美しく、ダリの黒は、限りなく美しいことを知りました。  マグリッドの淡い緑も心地よいカラーです。  しかし、来るべき美術展と問われれば、無視して結構です。  クズしか、ありません。  ほんまに。  だが、こうした表現フェアじゃないね。  闘牛を描いた、アンドレ・マッソンの「噴き出でる血」は素晴らしかった。  数分も絵の前で見惚れてしまった。  だが、プラドなんかを知ってしまうと、どれも命がけではなく、興醒めです。  本場のポンピドーの横を通ったのに、町の眺めが魅力的過ぎて、美術館の内部を無視してしまいました。  また、もう一度行く必要があります。  こういうアートをお勉強するという形に我が民族弱いんだよな。  それと、20代前半ぐらいの頭空っぽのアート好きが、こういうのを知ったかぶりしちゃうんだろうな。  オレ、根源的に性格悪し。  「現実より…

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千葉城

 ぐるっと道をひとまわりして、大学の横を通り、見えてきた城。  意外とテンションがあがりました。  思いがけないところにあるんだね。  地図てきには、こんな感じ。  あとで、左側の港のほうの美術館に行きます。  本来の目的です。  絵になるね。  このあと、モノレール(初体験)に乗り、終点の千葉みなとへ。  太陽が降り注いでいた。  港特有の雲があることを体験的に知った。  3時に、美術館前で連れと合流。  不破章展  去年の長野の善光寺よこの美術館で、このひとの存在を知った。  Wikiると、出てこなかったが、千葉で展覧会があるとのことで、好奇心に駆られ、友人を誘うことにした。  この近くに名物な居酒屋があるとのことで、それも兼ねてのプラン。  去年の6月、岡山でメールを貰ってから、ずっと気にかかっていた店。  何事もイベントにする。  時間は、つながっているのだ。  浅井忠先生。  クラーク博士じゃない。  正岡子規にも絵を教えていたとか。  前に、日本橋のデパートで、このひとの展覧会があり、チケットを買おうとしていたら、見ず知らずのおばちゃんに余っているチケットを貰った。  そのことが、直ぐに結びつく。  だから、好意的にもなるのだ。  素晴らしい作品を堪能し、(水彩ということを忘れてし…

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