向上心 For Sale

 新宿と新大久保の途中に「小滝橋通り」というところがあって、結構、飲み屋繁盛してますよ!  という職場のひとから訊きつけ、散策がてら調査。  こんなことをしている場合でもなく、もっと大切なものを探さないといけないんだけど・・・  その職場(既に前)で、うさぎと亀の話が。  大体に、亀に分があるような結論。  ぼくは、片耳できいている。そう思いながら完全に自分は、うさぎさん。  失敗しても、絶対に取り戻す時間が残っている、という理由で。  せっかちゆえんの結論。  失敗をする生き物は早めに失敗をしておいて、あとで修復しようという焦らない優雅さ。  切羽詰って、失敗すんなよ、お前! と過去のいらつきの原因の集積かも。  割引券があったので、結局は、ファミレスで冷麺を食べる。大好き。  なに? 2品たのむと、酒も500円?  じゃあ、発泡酒のジョッキと白ワイン。  ひさびさの泡の感じ。  やはり、うまかね。    家に使っていないさらのプリンターを4000円で売る交渉が成立。  しかし、飲み会がある新大久保まで持って来いだとか。  こんなに、暑いのに。  会費ですべて消えるんでしょうが。まあ、そこはそこ。  なぜか、アルタ前では明治さんがアイスを配っていた。  パンツ、見えそうじゃん!  と、独り言を言いながら1個もらいパクツク。  みなも、呆…

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アウトサイドは浦安

 鏑木清方さんの  《明治風俗十二ヶ月(一月)~(十二月)》1935年というものを観たく、竹橋へ。  この清楚な感じ。  12枚の季節ごとの絵。  石元泰博氏の「シカゴ、シカゴ」という写真も。  その名の通り、アメリカの一都市の情景がモノクロで。  ノラクロ。  この後、一時、休館になるみたいです。  で、東西線に乗り込み、20分ほどで浦安。  待ち合わせ。  知り合いの母が病気とかで入院して、見舞いに来たついでに、ここを発見したのだとか。  ザ・客商売という女性店員がいるはずだったが、応対してくれたのは、ジーンズからパンツが全開の男性。  ぼくは目を反らし、テレビのなでしこジャパンを見る。  ロンドン、って、どんな感じなんだろう?  おじさんて、なぜ紙袋を持ち歩くのだろう?  ぼくは、横目でそれを眺める。  でも、ぜんぜん悪くない店。  もっと家に近ければ頻繁にくる。ホッピー×中身3。  満足。  また、数駅のり、西船まで。  その前に、浦安では花火があるみたいでした。  混雑というものが大の苦手で困ったことになると思っていたら、時間の関係か影響はまったく受けませんでした。  いざ、出陣。2軒目です。  普通の民家っぽい作りのホルモン屋さん。  西船と京成の中間。  ここが当たりだった。  生と焼き物セットとつ…

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最高の一日とは?

 ずっと、完璧なる一日を探し求めている。  人生も終わりになり、臨終の場面。  孫に囲まれ(その前に、息子や娘を経由しなければならない運命)、訓示的なものをたれ、あの日のことを振り返る。  その一日。  世界一の最高の画家がいて、世界一の好きなピアニストがいる。  レンブラントとブラッド・メルドー。  ヤロン・ヘルマンにその座を奪われそうになっていたが、復帰。第二期黄金期樹立。    先ずは、ゆっくりと上野へ。  話題の絵画展。  フェルメールへの新鮮な興味など、もう過去のことだと思っていた。  しかし、この少女、さすがでした。  少女を探し、絵という平面に貼り付け、それを後世まで保存する。  で、もっと絵の前に立ち続けるのかと思っていたが、このあどけない純粋な視線がとても恥ずかしく、12歳の少年のように逃げ出してしまいました。  よく、しゃべれない男の子のように。  酔って、女性に絡むということを平気でしている43才のおっさんとは違います。純です。  チョーサクです。  レンブラントは、老人のしわさえも高貴なものにする。  この実力。  自画像や肖像画や、ある伝説の一場面も。  ルーベンスの「パトラッシュ、もう、ぼく、眠いんだよ」の元バージョンも。  で、1300円の前売りで購入済みでしたが、13,000円払っても観る価値がありました。  しかしね、メトロポ…

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無謀な好奇心

 ヘルプという黒人のメイドを主人公にした映画を見て、それにしてもあの意地悪い女、なんなんだよ! と簡単に感情移入しながら、でも、きれいだな。  ののしられたいのかも?  でも、どっかでみたことある。  マット・ディモンの映画で自分の過去をのぞかれた料理教室で出会う女性じゃないか。  ロン・ハワードという映画監督の娘らしい。  それにしても、途中で流れたボブ・ディランのDon't think twice it's all right の素朴な美しさ。  おじさんの涙腺、完全に崩壊。そして、雪崩れ。  で、旅に行く余裕もない自分は、東京内で旅気分。  いい旅夢気分。  はじめて世田谷線に乗り、ちっぽけなおもちゃみたいな車内で揺られます。  全区間140円。  安すぎる。  路面電車のあるところに文化と都会性があるのだという信奉者。  最近、何かで読んだが、浅草内のある一郭には信号がないと書かれ、あ、そういえば、そうだな、と今更ながら納得。  車なんてね。  松陰神社前へ。  先生なんて呼ぶ気もしない。  そういう敬い方は間違っているとも、勝手に思っている。  でも、理想のひとり。  理由1  好奇心の分量が違う。  伊豆かなんかの沖合いに停泊している船に乗って、外国いって、そこで行われていること、見ちゃおうぜ! という勢い。  密航しちゃう、オレ、ワイルド…

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脱・混雑

 あれ、いつもより電車が混んでいる。  浴衣姿の女性もチラホラ。  なら、原因と結果としての理由は、柴又の花火だろうね。  もう、病的に混雑が駄目。  普段より、階段からひとがいなくなるのが遅い。で、ぼくは牛歩戦術。  かといって、人混みが駄目なわけでもない。  新宿の改札内で、大混雑なのに、メッシのドリブル並みに、ひとを避けるのだ、という個人的なゲームをして楽しむこともできる。  でも、思わぬ方向からひとが来て、身体に接触。  ボム!  ゲーム・イズ・オーバーです。悲しいけれど・・・  大体、女性の方がひとと接触するのが気にならないみたい。  ぼくは、不自然な格好になろうが、ひとと接するのも病的に駄目。とくに車内。  前の座席では、女性が寝ている。  起きると、なぜか女性って指先で頬をかく仕草をする。  別に痒そうでもない。  ただ、目が覚めた、イコール、スクラッチなんでしょうね。  居眠りも、2通りある。うなずき型とバックドロップ型。  相撲の土俵入りと同じです。  前に傾くのと、後ろに反る居眠りの仕方。  職場に、バックドロップ型がいた。本気で寝ている。口も開いている。レディーではない。  上を向いて、粉の薬を席で飲んでいるひともいる。  なんとなく、そういう素振りは、どっかでしてほしいと思っている。  文化とは、慎みのこと。はにかみのこと。  で、家にむ…

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ベルリンから立石

 前売り券を購入済み。  1300円。  宣伝も立地条件も良く、お客さんは通う。  ガイドの声は小雪さんとか。  聞いてみたいな、という欲望に揺れ動く。  でも、借りない。なぜなら、ぼくと絵画との真剣勝負だから。  その勝負は宮本武蔵と小次郎なのだ。  で、こういう商売を成立させちゃ、いかんぞ! というのが正直な感想。  まるで、倉庫から寄せ集めたガラクタを日本に貸しちゃえ。  ちょっとだけ、昔のスターも入れてね。  という感じ。  じゃあ、バブルのときの日本に戻って、あの高価な一枚を買うぐらいなら、そこそこのものを買い集めて(もちろん、目利きが必要)所蔵しちゃえば良かったのに。  日本のは美術館とは言わない。レンタル館。  倉敷とかは違うけど。  で、レンブラントの絵に1000円。  アルキメデスというひとの肖像画に300円。  ほかに小さな彫刻が良かった。  それだけ。お勧めしない。なんか、なめられたもんだぜ、というのが率直な感想。  しかし、いつもレンブラントは違う次元にいる。ぼくらとステージが違う。  なんなんだろう?  消化不良がありながらも、上野公園口に戻り、日暮里で京成線へ。  この日は、立石。  ぼくは隣町で大きくなった。  そのことを、自分に起きた幸福の一番目と今では考えている。  それでも、自分の価値がこの町に埋…

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知ってた?

 久々に、居酒屋の妖精が参上。  「この前まで、研修に行ってたんだけど」  「そうみたいだね」  「で、結論として、効率化と、経費削減ということのゴールは立ち飲みということになる」  「まあ、そうだろうね」  「知ってた?」  「なにが?」  「歩いて200歩のところに、あれこそがウナギの寝床という形容詞がぴったりくる店の工事をしている」  「202歩あったけど」  「そういう細かさが、偉大な人間になれないところ」  「まあ、そうだろうね」  「カウンターがあって、ね?」  「今日は、提灯がぶら下がってた」  「あれ、立ち飲みができるんだろうね?」  「確かに」  「飲みに行くんでしょう? あそこまでお膳立てされて、お金もないし、飲み歩くのも敬遠しているあなただけど」  「多分、行くでしょうね」  「可愛い子がいるといいね?」  「もう、そういうのも飽きた」  「ウソばっかりだけど。いつから開くのかね?」  「毎日、通る道だから、開いてれば、そして、空いてれば入るよ」  「そうしな」  という会話があって、歩いて1分もしないぐらいのところに立ち飲みができるみたいです。  そんな立地条件の場所って、やはり葛飾だなと思います。  もう14年も、この町に住み続け、人生の1/3はここで空気を吸ったことになります。もちろん、あまりおいしい空気でもなけど、居心地はそう…

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