自主性

 むかし、デニス・ホッパーというひとが言った。  「スピルバーグの凄いところは、次にこういう映画を撮った方がいいと思うよ! 絶対に当たるから」  と、言われなくて済むということだった。  彼が、ヒット作を作る。そこには、自主性が与えられる。  ひとは制約のもとに生きている。  絶叫して、走り回って生きている訳でもない。  「こうすれば?」  「こうやれば?」  竹島(独島)を賭けて、戦えばいいのに。  で、もうあげちゃえば!  結論として。  90分も走り回っている訳じゃない。  紅茶を飲みながら、テレビを見ているだけ。  でも、こうすれば?  ここは、こうだろ! Ah.  サッカー(再放送)に飽きて、ラジオを聴く。  ピーター・バラカンさんも古い音楽をかけることに制約を受けていなさそう。  そして、誰より美しい日本語。  レゲエやスカ三昧。  夏ですね。  灘から下ってこない酒は、うまくないそうである。  くだらない。  お金があったら、日本を舞台にして、ウディ・アレンに映画を作ってもらう。  どんな映画になるんだろう?  イタリアのローマを舞台にした映画が全米でヒットしているとか。  観たいな。チャオ。  スコセッシ監督がむかしのイタリア映画(ルーツはイタリアからの移民何世だかのアメリカ人)を…

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非通知

 たまに、着信の履歴にのこらないものも。  かけ直したいも、不可能。  なぜなら、非通知。  過去の栄光にぶら下がる自分。不確かな不透明な栄光。  学生時代に、無言電話がある。やはり、そばにいる家族が順番に出る。  そんなのをかけるのは、ぼくの同級生の女子ということに、母も兄も断定している。  兄には、そんな回りくどいことをする女性は存在しないようだ。  「きちんと、名乗って、取り次いでもらって、会話を成立させればいいのに!」  ということが、母と兄の共通した考え。  まどろっこしさを嫌うという単純なる美徳とも。  ぼくは、シャイな人間もいるんだよ、とか思うも、結局は話さない人は分からない。  それで、今更ながら、このふたりには悪意というものがかけらもないように思えてくる。  一方は、結婚して家を出て20年ぐらい、もう一方はぼくが別のところに住み15年ぐらい、もういっしょに生活することから離れたが、なんだか、良いひとたちだったんだなとか思う。  でも、言わない。    この前、ある居酒屋に10年間で10回か通ったのも、少ないな、とか思うも、実家に帰ったのもそれと大差がない。  実家と、たまにしかいかないぐらいの居酒屋が同等。  これが、親不孝の現行犯です!  と、いつか自分は逮捕されるのかも。  で、非通知って気持ち悪い。  名乗って、…

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回復

 忙しくて、ほったらかしにしてあった調子の悪いほうのパソコンの電源を入れ、やはり、ダメかなと思って、でも、あきらめきれず、あれこれ調整していると、(買って2年しか経っていない。もっと、古いビンテージの方が手先となって働いてくれている現状)どうにか回復。  きちんと起動もしてくれ、終了も途中で勝手にシャット・ダウンということもなくなりました。  結局、理由は分からないながらも。  なにごとも時間と愛情です。  注ぐことなのです。  君のハートに。  20回のローンも支払終わったことだし、これからも相棒になってくれ。  メールを見ると、最後の受信は、3月中旬とかになっているから、それから放置。  それで・・・  ソフトを最新版にしたり、ちらっとウィルスの検査をしたり、そんな目を酷使する作業を。  でも、誰とも話さずにこんな作業をしているのが、いちばん向いているのかも。  なら、それを仕事にすればいいのに。  ここにしか入っていない音楽データ(mp3)も戻った。  でも、それを聴く時間もあまりない。    でも、オレが夜中に目を覚まし、わざわざサッカーを見ようとすると、決まって敗戦。  再放送でも敗戦なのが変わるわけもないが、どこが悪いのかレントゲンの写真でも見直すように(黒い影が・・・)またテレビを視聴する。  アメリカの2トップ(要注目と口を酸っぱくしていた)がいて、それを生かすため…

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戦争とオリンピックは

 身勝手ながら、どちらも勝たなければならない。  負けたがゆえに、いまだに北海道より北の長い部分をよそ様のものとして献上している。  沖縄には基地があり、変な落っこちそうなヘリだか飛行機だか分からないものを持って来られ、紙飛行機のような不安定な飛び方で、確率としてもそれと同等ぐらいに落下が決まっているのに、飛ばされようとしている。  Q、ここでいうそれと同等とは?  しかし、当然、しないのが一番。ジョン・レノンの思想を受け継がなくても。  でも、しちゃった。  勝たなければならない。  いくつかの自分への定義づけ。  自分は、東アジアの人間。  あの陸上の短距離選手のような黒い躍動する身体も、イシンバエアのような見事な腹筋ももっていない。  それで、キム・ヨナもパク・チソンもハードルの中国選手も応援する。  同じ、肉体的優越さをはぐくめる人種じゃない。  で、転がるハードル選手。胸が痛い。  メキシコのサッカーはエレガントだった。だから、負けるときは負けるべき。ぼくらは亀田選手を応援する側じゃない。  スポーツという最低限、フェアであるという望ましきこと。  その合間に酒を飲む。  京成金町線の終点駅の線路の先っぽ。  10年ぐらい前にはじめて行った。  でも、トータル10回ぐらいしか行っていない。  それで、ひさびさに足を運ぶ。  父親と母親。それに息子。  最近は店内の…

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花火

 松戸の花火を対岸で見る。  川の上を流れる風は、涼しい。  もっと下流では、市川方面の花火が小さく見える。  常磐線の鉄橋がすこし邪魔をする。  テレビでは、サッカーをしている。  前日、酔った勢いで、「花火でも見る?」と電話をしてしまったため、ぼくはここにいる。  サッカーは、どうなったんだろう?  混雑とはほど遠い土手の上。  涼風。  まあ、年に一度ぐらいは、風流もんをこうして見ておかないと。  鼻緒。  紺の浴衣。  ひさびさに剃ったひげ。  ある日、気付く。  酔った勢いでいっしょに飲んだ女性ふたりの誕生日が、それぞれ、まったく同じだということ。  風流とは、ほど遠い制服化しているジーンズとTシャツ。  角ばった眼鏡。  「痩せたね?」  努力などしない性格の自分は、そういう頑張りをしたと思われると、苦笑い。  金町駅前からちょっと離れた場所にある飲み屋さん。  気になっていた。  「花火の帰りですか? いいですね」と、女の店員さん。  「こういう店にいると、行けないよね」でも、本気で残念そうにも思えていない。「こっち側から見たんだ」  「見えるんですね?」  ビールと酒2合ぐらい。  売り切れたカツオ。  「夏って、夜ですよね」  と、7月末にいっしょに飲んだ女性が言っ…

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秋葉原から

 職場の女性たちと飲んだ翌日は、男性たち。  40ぐらいと30半ば。  話題は、女性のこと。  サッカーのこと。野球のこと。  駄菓子のこと。プラッシーのこと。プロレスのこと。  場所は、ヨドバシの上階のレストラン街のパン屋さん。で、昼ワイン。  ハンセンとブロディー。ダイナマイト・キッド。リック・フレアー。  忘れていたと思っていた記憶たち。  数々。  すもも、あんず、ミリンダ。  職場という囲われた中で、誰が好きだったか?  あるひとり。  タイに旅行に行ったお土産を貰った。仕事もスムーズでスリムで、おしゃれで何でも話してくれるそう。  「連絡先ぐらい訊いておけば良かった」と、そのひと。  ある日、ゆるりとしたボブに。ぼくも、その印象だった。  前の長い髪のほうが良かったとのこと。でも、連絡先もきいていないのね。  そのチャンスなんか無限にありそうなのに。傍目からみても。  「○○さんは?」ぼくに。  「だから、黒目勝ちで髪がふわふわして、少し猫背で・・・」  「あの美人ですね。ゴージャス感がひとりだけある」  その通り。でも、それで?  「たまにミニスカートを履いてますよね?」  知らんかった。ズボンしか知らない。  「でも、話しているの別のEさんだけですよね?」  みな、よく見てるのね。  理想のタイプと、そことは別の話しや…

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ラブランド・アイランド

 ラブランド・アイランドの間をプリンターを担ぎ、職安通り方面へ。  重いぜ、暑いぜ。  自分より年下はひとり、それ以外は全員年上計7人の女性に囲まれ、夕飯という飲み会。  それにしても、年上といい続けた自分には、きちんと呪いがかかったのだ。  ぼくは、年上で、きれいで、美人戦線に勝ち抜いた、ということをお願いしたつもりだったんだけど。  まあ、すべてが経験。  人生は、修行の場。  いきなり斜向かいで、グレープフルーツ・サワーのマドラーを腕にひっかけ、横転。  入って、5分で横転。  テーブルには氷と液体が散乱。  無造作に置かれた役目を終えたおしぼり。  こういうのが、いちばん嫌いなんだけど、ぼく。  となりのおじさん、むっつりとした顔。  まあ、みんなボリュームも大きかったし、ご迷惑をね、かけていたようです。  でも、人生って、迷惑をかける場。  ぼくは、二酸化炭素を出しつづける存在なのだ。牛のゲップほどでもないけど。  で、場所は、オムニ食堂。きちんとした韓国料理など知らなかったが、まあ、おいしいものだったです。  マッコリを2種類(きちんとお椀状のものに移し変えていた)も、飲み、割り勘で3200円ぐらい。  新大久保方面と、新宿方面に別れ、また愛の園、愛の館、欲望の出口の間を通り抜け、目星をつけていた店へ。  いつものように、ひとりで飲みなおしです。  串…

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