完璧なスケジュールと完全なる低気圧

 わたしの生まれた日も滅び失せろ。

 ぼくを取り上げた助産婦さんは、なぜ、ぼくを床に落としてしまわなかったのか。

 と、呪いたくなるような連休の天気。

 早春の伊豆の花を網羅し、満喫するような旅程を考えたのだ。

 だが、それは、やはり机上のもので、うららかな陽気を想像していたのだが、それは甘い目論見。

 以前、口煩い上司の出張のスケジュールを組まされた。

 彼にとって、100点満点というものは地上に存在せず、120点で合格なのだ。

 「この隙間の時間、オレ、どうすればいいの?」

 そんなこと、自分で考えてくださいよ、と、無言の反論。

 それを自分のスケジュールにも適用し、今回は作り上げた。

 その精密さを要求することに鍛えられた自分は、もう誰も尊敬すらせずに、せっせと上司の期待をクリアすることができるようになった。

 感謝します。

 そのひとが嫌いだったかといえば、まったくそうではなく、それまでの40年弱の人生で、いちばん高くぼくを評価してくれたのも彼であった。

 まあ、アメと鞭です。

 そんなことを思い出しながら、雨と雪と暴風に負けじと(ときには負ける)行ってきました。

 しかし、今日の天気。

 こんな快晴の日にふと思いついて、やっぱり、旅をするのが醍醐味なのかも。

 それが、ジャズだ! なんて。

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 朝はいつもどおり起き、8時前の電車に乗り、熱海から1駅行った「来宮」というところまで。

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 熱海梅園がある。

 駅から10分ほど、ということだが、行きは坂道の登りで結構、しんどかったです。

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 市内に泊まらない一般人は300円ほど払い中へ。

 蝋梅というのが、なぜか、とにかく好き。

 しかし、不思議な造形。

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 普通の梅も。

 甘酒も無料でくれた。それを飲んで、すこし暖まる。

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 しかし、暖かな陽気でビール片手に歩くのを望んでいた。

 手は、かじかんでいた。

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 奥には、韓国風庭園というものがあった。

 韓国って、どんな楽しいところなのだろう?

 普通に女子って、数回行ったりするんだよね。

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 枝垂れ梅。

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 足湯というものがあり、見知らぬひとといっしょに浸かれる気持ちは、ぼくにはなく、それを横目でやり過ごします。

 ピンクというのも素敵です。

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 良い彫刻です。

 自然と、手を加えたもの。

 ものごとは、バランスです。

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 でも、明日は晴れるかな?

 人間は希望をもつ生き物なのです。

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 ざっと、一周して熱海まで戻り、昼ご飯にします。

 手袋も取り出しました。

 もう、ビールではなく、凍えた身体には燗酒の看守ですね。

 1万円をくずすのをかねながら、一月せっせとチャージしたら、1万円弱になり、それで移動賃をまかなうことにします。

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