いたずら書き

 職場にて。

 単純作業に直ぐ飽きる体質。

 それで、紙の余白に、イラストを描きはじめる。

 ウエーブのかかった長い髪。

 それを直ぐに目敏く見つけられる。

 「これ、○○さん?」

 「違うよ。別のフロアにいるひと」黒目勝ちの目の持ち主。

 「誰? 誰? とにかく、そういうのって、きちんと告白した方がいいよ。じゃないと、結婚できないよ!」

 「しないですけどね。でも、最近の若い子って、普通に割り勘できるんですね。昭和40年代生まれは無理です」自分、不器用ですから。

 昼間の飲食店。

 休日。

 自分の食券を買う男性。それで、終わり。

 続いて、女性が財布を開き、自分のカレーの食券を買っている。

 明らかにデートの最中のようにも思える。

 これが標準の世の中なのか?

 「そんなの、ふたりで、働けばいいじゃん」

 ぼくは、いったいいくら貰ってると思ってるんだろう?

 しかし、そのひとの名前も何もしらない。存じ上げているのは、ただ、きちんとウエーブのかかった髪形。低い声。スラックスにもハイヒール。

 別の日。

 休憩室にて。

 コーヒーを飲みながら、耳には他人の声が忍び寄る。

 女性のふたりの会話。

 「大人になると、付き合ってって言わないよね」

 「そう、言わなくなるね」

 「でも、付き合うって、結局は、同棲するってことだよね!」

 それも、また極論過ぎると思うけど。

 で、違う日のマック。

 ぼくは本を読んでいる。

 賑やかなところでかえって集中できる体質。

 高校生らしき男の子が3人ぐらいで話している。

 「この前、付き合ってっていったら振られた。これで、ずっと片思い」

 世の中が分からなくなった。

 急に付き合ってください、と言われたらどう対応するのだろう。

 「君のこと、なんにも知らないんだけど。取り敢えず、今日は飲みに行こう!」てな、感じか。

 お試し期間があってからの契約なのかしら。

 お前を、クーリング・オフしてやる。

 割り勘あかん。

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