爪木崎(暴風雨により撤退)

 終点の伊豆急下田まで。

 同行は、リチャード・ブローティガンの「愛のゆくえ」

 と、マラマッドの短編集。

 どちらも家にあったが、中古で安く売っていたので捨てる勢いで買った。

 前者は、最高のヒロインが出てくる。

 マダム・ボヴァリーでもなく、アンナ・カレーニナでもなく最高のヒロインは、このひと。

 後者はバント名人のような職人技の文章。

 どちらも素晴らしい。

 まだ、10代の後半あたりに読んだのだろうか?

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 で、駅に着く。

 雨は、小降りになっていた。

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 地図の左上まで。

 1月に水仙祭りというのがあったらしいが、まだ咲いているでしょう、ということでバスに乗車。

 「帰りのバスないよ!」

 とのことだが、海岸沿いに遊歩道があって、そこを歩けば遅い時間でもバスがあることはリサーチ済み。

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 だが、降りるときに、「その道、今日だけはお勧めしないね」と心配顔のバス運転手。

 ま、その通りでした。

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 直ぐに強風になり、こころも萎えていった。

 雨粒が、あんなに顔にあたって痛いということを知った都会育ち。

 ほんとは都会でもないが東京育ち。

 顔、切れてへん?

 確かめたい。

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 命の危険を、病気ではなくはじめてあることを知った夕刻。

 まだ、3時半ぐらいだったが。

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 海に落ち行く夕陽をカメラにおさめるという願望も潰えました。

 ただ、なんだかいまになって命が惜しくなった。

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 ターナーの見事さも、きちんと理解しました。

 爪木崎入り口というバス停を1.5キロぐらい40分弱歩き、到着。

 ほんとに孤独でした。

 そして、ぼくの死の瞬間を誰も知らないで終わるという不安もあった。

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 傘2本を折り、やっとホテルでシャワー後、夕飯。

 うまい魚にありついた。

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 しかし、計画が失敗したことにむしゃくしゃし、やけ食いの〆ラーメン。

 不幸の最後の締めくくりとして、夜中にトイレに行くと、ユニットバスの電球が切れました。

 翌日、暗い中でシャワーを浴び、我が人生を呪うのでした。

 なぜ、低気圧は、ぼくの上空にとどまったのだろうか?

 2日目につづく。

 悪天候も、それなりにつづく・・・

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