煙草の煙る室内から出て、すがすがしい印象を残します。
ジャズも一時期、日本で人気を獲得しそうな時代がありました。それは、ひとりの女性の力によってです。
大西順子さんという人がいました。現在もいます。
しかし、過去にはけっこうな感じで人気がありました。それらのCDをいまの耳で聴き返しても、素晴らしい質です。本人のどういう気持ちがあったのか分かりませんが、ある日、一線からいなくなってしまいました。
で、それで過去の遺産がもちろん消えるわけでもなく、数年前に復帰した(?)演奏を聴きましたが、かなりなクオリティでした。
なんの比較もいらないですが、ぼくの耳には「アキコ・グレース」という人の音楽の方が、気持ちにぴったりきます。しかし、たくさんの女性ピアニストの前触れのように彼女の存在があります。
ハンコック(映画じゃない)に戻ります。
パット・メセニーが弾く「Cantaloup Island」
曲調がさわやかです。
パット・メセニーの哲学のなさが嫌になるときがありますが、なにも考えずに知人の車のなかでかかっていたりすると、何物にもかえがたくリラックスしたりします。
チャーリー・ヘイドンとのデュオとか素晴らしいものの確かにありますよね。
作曲者に戻ります。
一時期、こうしたファンクに手を染めます。好悪はべつにして、自然と身体が動きます。
音楽にも工学が入ったような印象をもちます。
最終的には、デジタルになって、ドラムマシーンが全盛となって、と人間味の喪失みたいな時期を乗り越え、またアコースティックに回帰して、となります。
この記事へのコメント