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zoom RSS 会話という人生最良の暇つぶし

<<   作成日時 : 2012/06/04 10:34   >>

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 職場にいる。

 となりには女性が座っている。

 「話しやすいランキング」上位の女性。つまり飾ったところのない気さくさん。

 休日は、ゴロゴロしたり、レンタルDVDを見たりなのだとか。

 ま、正反対。ぼくの嗜好と。「バラ、見なよ!」と余計なアドバイスも。

 「帰ってきても、今日はサッカー見てるから、話しかけるなよ! 大事な試合なんだから」

 と、夫に昨日、言われたのだとか。なんだか、世間の男はひどいね。

 昨日の前は、職場にいなかった。

 「昨日、なにしてたの?」

 「中学の友だちと8人ぐらいであって、千葉で飲んでました」

 「千葉中央。カシス・オレンジとか?」常にささやかな小刀のような辛らつさを秘めている自分。

 「サワーばっかりでしたけどね」

 「女のひとたちって、うるさいんだろうね」

 「男のひとは飲むと静かですか?」

 「ぜんぜん」気に入りそうな女性を店内で探しているぼくの視線を思い出す。「その千葉にさ、八角という店があってさ・・・」

 「チェーン店ですか?」

 「ぜんぜん、本気の店。カウンターには手が震えているおじさんがいる」わたしの未来予想図。「そこの酒の計量が見事でさ。飲んだ分だけ支払うの」

 飲んだ分だけ支払うのは当然か。瓶の外周のブロックごとに計量される?

 「すいません、おととい、そこにいました。つい、黙ってられなくて・・・」

 モニターの向こう側の、一度も話したことのない男性が話しに割り込んできた。

 えっ、彼にも居酒屋の妖精がおるのか?

 「じゃあ、赤いの?」

 それだけで、話が通じる。

 で、話は変わり、以前の内容。

 一度、甲子園で野球を見てから、大阪で飲みたいな、と、ぼくの弁。

 彼女の両親は、いまは大阪に戻ったのだとか。GWに深夜バスで彼女も行った。

 「母親、大阪弁にもどって、なんだか化粧も濃くなった」

 朱にまじわれば、赤くなる。

 スネぶつければ、青くなる。

 むかし、打った、篠塚。

 父親の挨拶は、「まいど」なのだとか。

 京都で、「おおきに」と言われたアナゴが旨かった寿司屋を思い出す。

 「安い給料になって、大変じゃないですか?」

 「ただ、たくさんのひとが見たいから」ここまでは言った。

 サンプルとしての人間。そこから系統だった人物像を作り上げ、ぼくは、物語にしたいのだ。

 そんなことは、言わず、この女性も実在する。

 こういう会話があったのも、転職したから。

 4ヶ月前に。

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